ハーブティーの見た目は紅茶と似ていますが、実際は紅茶とは違う飲み物です。
そのハーブティーとは、どのような飲み物なのでしょうか?
また、体にも健康効果があると言われる人気のハーブティーですが、その種類とどんな効果があるのかについて、ご紹介します。
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ハーブティーとは?
ハーブティーは、一般的に料理や保存料、薬、香料や自宅で栽培された有用植物の葉を、乾燥させて煮出しして飲む飲み物です。コーヒーには、コーヒー豆、緑茶や紅茶にはチャノキの葉や茎を使うようにハーブティーは、ハーブを使うという特徴があります。
複数のハーブや紅茶とブレンドして、自分好みのハーブティーを作って飲むこともできます。
お茶文化がある日本、中国などの東洋ではハーブティーの消費は少なく、アルコールが禁止されているイスラム教の国々などでは、紅茶やハーブティーの消費は多いようです。
また、意外とドイツではハーブティーが人気で、ほとんどのスーパーでハーブティーのブランド商品が販売されています。ビールだけではないのですね。
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ハーブティー人気の種類一覧と効能は?
ハーブティーには数多く種類がありますが、その中から人気のあるものをピックアップしました。それぞれ、身体に良いという効能があると言われています。
・カモミール・・・鎮静作用があり、精神安定や不眠症改善。
・ジンジャーティー・・・血行促進を促し身体を温めることや便秘、むくみ、ダイエット効果。
・ペパーミント・・・清涼感のある味わいで、二日酔いやアレルギー症状を和らげる。
・ミント・・・爽やかな香りで、殺菌効果や口臭予防、安眠、冷え性効果。
・セント・ジョーンズ・ワート・・・軽いうつ病に対する安定効果。
・ラベンダー・・・生理痛やイライラなどの鎮静作用、精神をリラックスさせる、睡眠効果。
・フェンネルティー・・・食欲を制限し、利尿作用、発汗作用によるデトックス効果。
・ローズヒップ・・・バラの果実。ビタミンCの補給によく、美肌効果などの美容効果。
・ハイビスカスティー・・・疲労回復、むくみ解消。
基本的にハーブティーは、精神を安定させリラックス効果を促す飲み物なので、飲むときはゆったりとした気分で飲むと、さらに効果があがりそうですね。
ハーブティーで注意することは?
ハーブティーは、身体に良い効果があるといって大量に飲めば良いというものではありません。
病気を治す薬を必要以上飲むと、かえって身体に悪いというのは常識ですよね。
健康を保つためには、ある程度の量に抑えなければならないのは、ハーブティーでも同じです。
ハーブティーであれば、どれを飲んでも健康に良いと考えると、思わぬ落とし穴がありますよ。
本来のハーブティーはカフェインが含まれていないのですが、マテ茶などカフェインが含まれているものが、ハーブティーとして販売されていることがあるので、注意しましょう。
カフェインは、覚醒作用や脂肪燃焼効果、利尿作用などがありますが、副作用として不眠やめまいなどの症状がでることがあります。
特に妊婦さんの場合は、1日2杯以下にした方が良いでしょう。
また、何らかの疾病で薬を常用している方は、ハーブティーと薬の飲み合わせにより、お互いの効果を打ち消すことや、副作用を起こすことがあります。
ハーブティーを通常的に飲みたい人のなかで、持病を持っている人、妊婦さん、高血圧、腎臓疾患、心臓疾患、甲状腺などに問題がある人は、飲むのを控えるか、お医者さんに相談することをおすすめします。