オリーブオイルに始まり、
ココナッツオイル、
えごま油など健康や美容に良いとされる油が話題になっていますね。
アーモンドオイルもその一つで、ヨーロッパでは古くからトリートメントオイルやガンの治療薬として用いられたそうです。
今回はそんなスイートアーモンドオイルの特徴や使い方を詳しくみていきたいと思います。
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スイートアーモンドオイルの特徴や栄養成分
スイートアーモンドオイルは、スイートアーモンドの果実の中に出来る仁を圧搾して抽出されたものです。
癖が少なく、ほのかにアーモンドの香ばしい香りがします。
ややとろりとした粘性があり、肌触りが良いので
初めてでも使いやすいオイルとして人気があります。
栄養成分としてはオレイン酸やリノール酸などの脂肪酸、ビタミンE、ビタミンB2を豊富に含んでいます。
カルシウムやカリウムといったミネラル類が多いのも特徴です。
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スイートアーモンドオイルの効果・効能
それでは、スイートアーモンドオイルが含む栄養成分が、それぞれどんな効果・効能を持つのか見てみましょう。
オレイン酸
オレイン酸は酸化がしにくく、体内で活性酸素と結びついて過酸化脂質となりにくいため、動脈硬化や高血圧、心疾患などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。
また、血中のコレステロールを減少させたり、胃酸の分泌を調整してくれるといった働きがあります。
ビタミンE
ビタミンEは、体内の活性酸素を取り除いてくれるので生活習慣病やガンの予防に効果があると言われています。
また、女性ホルモンの働きを正常化させる作用を持ち、美肌効果や紫外線対策にも効果を発揮します。
ビタミンB2
ビタミンB2は、タンパク質・脂質・糖質をエネルギーに変える働きがあります。また、皮膚、髪の毛、爪、粘膜の再生や老化防止、子供の発育にも
大切な役割を持つ栄養素となっています。
ミネラル
カリウムには高血圧やむくみの予防、カルシウムには骨や歯を作る働きや骨粗しょう症を予防する効果があります。
現代人には不足しがちと言われている栄養素の一つでもあります。。
スイートアーモンドオイルの使い方
さて、健康にも美容にも良い成分を豊富に含んでいるアーモンドオイル。
実際に生活に取り入れていくには、具体的にどんな方法があるのでしょうか?
マッサージオイルとして
スイートアーモンドオイルは心地よい滑らかな肌触りで、ゆっくりと肌の奥にある真皮にまで浸透していくので
身体、顔、脚、手、いずれのマッサージオイルとしても適しています。
リラックス効果が高く、どのような肌質にも合うオイルです。刺激が少ないので肌の弱い方や赤ちゃんのマッサージにも使うことが出来ます。
(3歳以下の乳幼児にはスイートアーモンドオイル単体で使ってください。)
ヘアケア用オイルとして
ぱさぱさして広がってしまうような髪のケアに使うのもお勧めです。
トリートメント効果があり、乾燥してまとまりのない髪を艶やかに仕上げてくれます。
スイートアーモンドオイルの食べ方
どちらかというとマッサージオイルとしての使い方がポピュラーになっていますが、食用のスイートアーモンドオイルも
作られていて、ネット通販などで手に入れることが出来ます。
癖がなく淡白なのでサラダのドレッシング替わりに使ったり、炒め物にも使うことができます。
焼き菓子やパンを作る際にも、その香ばしいかおりを生かして使ってみるのもお勧めです。
スイートアーモンドオイルを使う際の注意点
購入する際の選び方
まず、スイートアーモンドオイルには食用のものとそうでないものがあるので、購入する際は用途に応じて選ぶようにしましょう。
また、高温で圧搾していたり溶剤を使って抽出しているものは、低温圧搾のものより栄養価が落ちるので注意が必要です。
皮膚や髪につける場合の注意点
スイートアーモンドオイルは低刺激ではありますが、
使用前はパッチテストをして肌に合うかどうか確かめましょう。
特に赤ちゃんに使用する際はエッセンシャルオイルではなく、キャリアオイルのスイートアーモンドオイルのみを使うことが
推奨されているので、製品をよく確認してから使うようにしましょう。
食用として使う場合の注意点
身体に良いとは言え、やはり油なので高カロリーです。摂り過ぎに気をつけ、適量摂取するようにしましょう。