ダイエットや健康にと注目されている
”ココナッツオイル”
認知症の予防や改善にも役立つとしても
大きく話題になっています。
ココナッツオイルで得られるこの効果!
摂取量やどんな食べ方をしたら得られるのか?
詳しくご紹介したいと思います。
ココナッツオイルの認知症への効果とは?
まず、認知症の根本原因にあります。
私たちは食物に含まれている炭水化物を
身体の中でブドウ糖に変換させ、
このブドウ糖をエネルギーへと変えて活動しています。
認知症はこのブドウ糖が脳でうまく使う事ができずに
エネルギーへと変換が出来ないことによって、
脳細胞が働く事が出来ず急な老化を進めてしまいます。
そこで、認知症の食事療法として、
ブドウ糖と同じ働きをする肝臓から作り出す
”ケトン体”を多く作り出し脳への栄養供給を果たして
正常に作用させる方法があります。
しかし、このケトン体はブドウ糖濃度、
いわゆる”血糖値”が低い時ではないと作り出さないので
炭水化物の摂取を極限に落とさなければなりません。
ですが、ココナッツオイルに含まれる
中鎖脂肪酸”トリグリセリド”により、
血糖値や食事に含まれる炭水化物量関係なく、
体内でケトンに変換する働きを持っています。
それにより、難しいケトン食事療法を
より簡単に行う事が出来るという事で注目されている理由です。
ココナッツオイルによる認知症予防、摂取量は?食べ方や料理は?
ココナッツオイルを使って予防を行うには、
”大さじ1~2杯”で血液中のケトン濃度を治療レベル分摂取出来ます。
しかしケトンはすぐにエネルギーとして使われるので、
血液中のケトンを維持するために1日3回摂る事が必要です。
そこで毎回の食事や飲物に加える方法がおすすめで、
いつもの炒め物の油をココナッツオイルに変えたり、
常に維持するのであればコーヒーや紅茶など
温かい飲物に入れると一定に保ちやすくなります。
ココナッツの味というとタイのカレーなど
南国料理のイメージがありますが、
それほどクセは無いので取り入れやすいといえます。
ココナッツオイルで認知症、エビデンス・論文は?
ココナッツオイルによる認知症改善に関しては、
まず米国の小児科医メアリー・T・ニューポート医師により、
若年性アルツハイマーであった夫に食べさせた後、
4時間後の認知機能検査の結果で改善されたことで
進行を食い止めた事から提唱されました。
現在(2015年5月)厚生省やWHOでは発表等、
まだ認められてはいませんが、
多くの改善予防のといったエビデンスに基づき、
また、アンチエイジング研究で有名な
順天堂大学院教授 白沢卓二教授は、
「ガス欠状態」となった神経細胞に
ケトン体が入ってエネルギーを作ると解説している事や、
摂取後4時間後に病状がよくなった外来患者がいると
話す事から、脳の細胞へのエネルギー不足からなる
認知症患者の場合に効果をもたらすということです。
もちろん神経細胞が死滅していたり、
ケトン体濃度が上がらない体質などで
効果が出ない方もいるので、
現状本当にココナッツオイルで認知症の
予防効果があるかは研究課題の状態です。