大腸がんは、胃がんと同じく症状が出たときには
かなり症状が進んでいます。
症状があらわれていないうちに、
早期発見できれば、かなりのケースで
がんを治すことができます。
大腸がんを早期発見するためには
定期的な大腸検査を受けることが
推奨されています。
大腸検査を受けたほうがよい対象者は、
便に血がつく、
便秘と下痢を繰り返す、
家族に大腸がんの方がいる方です。
心当たりのある方は、
一度お近くの肛門内科を受診されるのが
よいかもしれません。
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大腸検査までの流れ
大腸検査は、正式には「大腸内視鏡検査」と呼ばれ、
先端に高性能カメラがついた細くやわらかい
チューブを肛門から挿入し、
大腸全体を観察する検査です。
検査の前には、特殊な下剤を飲みます。
大腸検査では、大腸がん以外にも、
大腸ポリープ、
大腸の炎症の病気にかかっているかどうか、
調べることができます。
また場合によっては、
ポリープを検査で切除することも
できます。
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大腸検査の前日の食事
夕食は食べていただけます。
ただ、できるだけ消化の良い食事をしてください。
おかゆ、うどん、茶わん蒸し、湯豆腐、
ポタージュスープ、などです。
食物繊維が豊富に含まれている
食品は控えてください。
また、食事はゆっくりよくかんで食べてください。
冷たいものは、いっきに飲まないでください。
食後は休息をとってください。
飲み物としては、
夜はコーヒーはあまり飲まないほうがよいでしょうが、飲んでもかまいません。
他に、紅茶（砂糖が含まれていても良いです）、緑茶、
ウーロン茶、スポーツ飲料、水などは飲んでもよいです。
反対に、検査前日に食べないほうが良い食品の一例は、
ラーメン、パスタ、
そば、りんご、いか、
たこ、えび、貝類などです。
まだ他にも食べないほうがよい食品がありますので、
調べることができない方は、
病院に何を前日に食べればよいか、
お尋ねください。
また、大腸を空にする下剤ですが、
検査当日に飲む場合もあれば、
検査前日に飲む場合もあります。
病院によっても違うかもしれませんが、
下剤を飲んで大腸を空にするには、
2～3時間かかります。
当日下剤を飲まれる方は、
十分に検査のための時間を確保しておいてください。
ちなみに、検査自体は、1時間もあれば終わります。
大半の病院では、下剤の処方は、
当日に2リットルの水にとかして、
2時間ですべてを飲みます。
ただ、多くの方にとって、
この下剤はおいしくないと感じるようです。
検査を受けられる方にとっては、
下剤がまずいこと、
量の多いことが苦痛のようです。
病院によっては、検査前日に病院が用意する
検査食を食べて、
当日飲む下剤を1リットルに減らしたり、
飲む下剤の代わりに、
量は多いですが薬の服用に置き換えたりしています。
なので、大腸検査を受ける前には、
下剤の処方内容を病院にあらかじめ確認してから
大腸検査を受けられるのもよいかもいしれません。
そして、検査前日は睡眠は十分にとってください。
大腸検査当日に気を付けること
朝食はたべないでください。
水分は良いです。
どうしてもお腹が空く方は、
飴は食べていただいても構いません。
常用薬のある方は、
あらかじめお医者さまに相談してください。
血液をさらさらにする薬を内服している方、
糖尿病の方なども、
あらかじめお医者さまにお伝えください。
また、検査後はお腹が張るので、ガスを抜かないと
いけません。
おそらく、検査をされたお医者さまから
指示があります。
車で病院に来院したいと思われる方ですが、
病院によっては、使う薬により、
検査後に車の運転を止めることもあります。
予約時に、検査を受けたい病院に
ご相談ください。