「あおさ」は、「あおさのり」ともいい、世界各地・日本各地の沿岸に普通に見られる緑藻の総称です。
日本では、ふりかけの海苔としてパッパッとご飯にかけたりやみそ汁の具としてポンと入れたりする人気の食べ物です。
ちょっと気になったので、その栄養を調べてみると、凄い凄い!驚きの栄養と成分がわかりました。
あおさのご紹介です。
あおさの栄養は?
あおさ(素干し)の主な栄養100g当り 文部科学省食品成分データベースより
カロリー 130kcal
たんぱく質 22.1g
ナトリウム 3900mg
カリウム 3200mg
カルシウム 490mg
マグネシウム 3200mg
鉄 5.3mg
βカロテン 2500μg
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.48mg
葉酸 180μg
ビタミンC 25mg
植物繊維 29.1g
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、βカロリンは、特に豊富です。
カリウムは、ほうれん草の6.5倍、
カルシウムは、牛乳(普通)の4.5倍、
マグネシウムは海藻類では一番多く、
並ぶものが見当たりません。
穀類で一番多いアマランサスの12倍です。
葉酸は、栄養のあるアスパラガスと同等、植物繊維は果物で一番多い干し柿の2倍、ごぼうの5倍あります。
これらは驚きの数値ですね。
あおさの栄養の効果は?
カリウムは、ナトリウムとともに細胞内の浸透圧を一定に保つ働きがあります。
ナトリウムの吸収を抑制して尿内にナトリウムを排出して、血圧を安定させるものです。
あおさは、カリウムが豊富であり、高血圧対策・予防、むくみ解消に効果があります。
カルシウムは、健康な骨と歯を構成するミネラルです。
神経の興奮の抑制、筋肉の運動に作用して、イライラやストレスの解消に効果があります。
マグネシウムは、体内の300種類以上の酵素の働きを助けます。
神経の興奮を抑え、体温や血圧を調整し、不整脈などの虚血性心疾患のリスクを下げます。
βカロチンは、強い抗酸化作用があるため、活性酸素の発生や酸化力を抑えることにより、動脈硬化やがんの発生の予防をします。
植物繊維は、腸内では老廃物などの不要な物質を体外に排出する役割があり、便通をスムーズにしたり、コレステロール値低下作用があります。
あおさの生産量日本一は三重県で、全国生産量の70%を占めます。
その三重県は、肥満の数値を示すBMI数値が男女共に、最も低い県なんです。
そのダイエット効果には、あおさの栄養効果が関係しているかも知れませんね。
あおさのおすすめレシピは?
まず代表的なおすすめレシピとしては、定番の味噌汁と天ぷらでしょう。
味噌汁は具材として豆腐と一緒にいれるだけ。簡単ですね。
天ぷらは、天ぷら粉で衣を包み油であげるだけ、かきあげなどは美味しいですね。
水で戻したあおなを軽く炒めて、パスタに入れるとあおなパスタの出来あがり。
軽く茹でてお浸しに。
また青菜や納豆と混ぜるとちょっとお酒のおつまみにもなります。
卵焼きの中に入れても美味しいですよ。
グラタンやリゾットに入れてもオッケーみたいです。美味しそうですね。
あおさは、海の野菜と言われ、本家の野菜の栄養をはるかに凌ぐほどです。
そのため食材としては人気があり、多くのレシピが発表されています。お試しあれ!
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