ソーセージの横に、脇役として盛られているイメージのザワークラウト。
「すっぱいキャベツ」という意味のドイツにおけるキャベツの漬物です。
缶詰や瓶詰めでうられている姿をスーパーなどで見かけますが、実は手作りでもとても美味しく出来るのです。
今回はザワークラウトの簡単レシピから本格レシピまでご紹介したいと思います。
□キャベツのカロリーや栄養・効能は?効果的に栄養を摂取できる方法!
□キャベツの保存方法や保存期間、保存食のザワークラウトのレシピは?
□キャベツの食べ過ぎで便秘?便秘解消?下痢や腹痛にいい?病気に?
ザワークラウトとは?
ザワークラウトはドイツだけではなく、
ドイツに隣接するフランスのアルザス地方や
ポーランド、ロシアなどでも親しまれている家庭料理です。
本場ドイツではソーセージや豚肉を上に乗せて蒸し焼きにしたり、カツレツのように揚げた魚を乗せて食べたりします。
そのほかにも、ソテーしたり、煮込み料理に入れたり、
サンドイッチやホットドッグの具材として使われたり、
色々な方法で楽しまれています。
「酢漬け」といっても実はザワークラウトにはお酢などの酸味料は加えられていません。
では、あの独特の酸味はどうやって作られているかというと、
空気中の乳酸菌などによる発酵でできたものなのです。
「発酵」っていうと、なんか大変そう!そんな方のために、
思い立ったらすぐに出来る即席ザワークラウトの作り方と、
やっぱり本格的な作り方でやってみたいという方のために本場のやり方に則った作り方をご紹介しますね。
ザワークラウトの簡単な作り方は?
まず、ザワークラウトをとっても簡単に作る方法を。
即席ザワークラウトの作り方①
時間のかかる発酵のかわりに、浅漬けのように漬け汁をもみこむ方法です。
キャベツ 180g
キャラウェイシード 小さじ2分の1
塩 小さじ1
こしょう 適量
白ワインビネガー 小さじ2
キャベツを大き目の千切りにしてさっと洗い、調味料と一緒にジップロックに入れてよくもみます。
1時間ほど常温に置いた後、冷蔵庫で保存。食べる前にもう一度袋の上からよく揉んで、水気を切れば
出来上がり!
即席ザワークラウトの作り方②
キャベツを蒸し煮する方法です。
キャベツ 2分の1個
水 大さじ3
オリーブオイル 大さじ2
すし酢 大さじ2
粒マスタード 大さじ1
塩 小さじ2分の1
ローリエ 1枚
キャベツを大き目の千切りにしてさっと洗ってから、オリーブオイルを敷いたフライパンで焦がさないように炒める。
しんなりしてきたら水を加えて10分蒸し煮する。粒マスタード、すし酢、ローリエを加えて混ぜ合わせ、蓋をしないで火をいれ、
水分を飛ばす。冷めたら冷蔵庫で保存。
ザワークラウトの本格的なレシピは?
こちらは乳酸発酵させる本格的な作り方です。
キャベツ 中1個
塩 24g
キャラウェイシード 小さじ2分の1
ローリエ 2枚(細かく千切る。)
粒こしょう 2粒(粗挽きにする。)
唐辛子 1本(種を取ってみじん切り)
水 200cc
①まず調味液を作ります。粒こしょう、ローリエ、唐辛子、塩を合わせ混ぜ、その後水を加えて塩が溶けるまでしっかり混ぜる。
②キャベツを大き目の千切りにして洗い、①の調味液の中で軽くもむ。
③容器に入れて重石をする。半日から1日ぐらいでキャベツの表面まで水分が上がってきたら、ラップでしっかりと表面を覆い、最初に
置いた重石より軽い重石を乗せる。
④20度前後の室温で1週間ぐらいおけば発酵が進み、酸味が出てきます。
食べごろになったら冷蔵庫で保存します。(冷蔵庫で2週間ほど保存可能)
程よい塩気と酸味のあるザワークラウト、お肉やお魚料理の付け合せにもよいですし、
オムレツに焼き込んだり、カレーのお供にも合いそうですね。
材料や手順もシンプルなので、ぜひご家庭で作ってみて下さい!