漬物や煮物といった総菜でみる「山くらげ」とは、
どんな食材かご存知ですか?
コリコリとした食感はありますが、
くらげとはちょっと違う様な、
それでいて山くらげという名前から、
どんな食材なのか案外知られていません。
今日は山くらげについてご紹介したいと思います。
ちなみに勘違いしやすいものにきくらげって言う食材もありますが、違う食材です。
□キクラゲの栄養素、成分の特徴とは?カロリーや効能は?妊婦には?
□きくらげの戻し方と注意点!水・お湯・熱湯や電子レンジでは?
山くらげとは何?栄養やカロリー、特徴は?
山くらげとは中国原産のキク科アキノノゲシ属の植物で、
「ステムレタス」という名で野菜として食べられています。
山くらげ以外にも呼ばれ方が多く、
茎レタス、アスパラガスレタス、茎チシャ、皇帝菜など。
ステムレタスの茎部分を差して言われ、
細く割いてから乾燥したものを山くらげとして出回ります。
日本でも一部栽培はしているものの
漬物や乾燥しているものなど多くは中国産です。
山くらげに含まれる栄養は一般的なレタスと同様で、
特化した栄養素はビタミンAを100g中175μg、
葉酸を46μg、ビタミンCが19.5mgなど、
カロリーは低く18kcalとわずかです。
山くらげとは、効果や効能は?
山くらげの効果や効能は、
母乳の出を良くしたり、解毒、コレステロール低下により
高血圧の方におすすめの食材です。
カリウムを330mg含み
カルシウムも39mgと
更にマグネシウムが28mg、
カリウムの働きには体内の余分な塩分を排出させ
腎臓に溜まりやすい老廃物の排出を促す働きがあるので
解毒や血圧上昇を抑える働きがあります。
カリウムが豊富だと言われるキュウリよりも多く含むので
腎臓障害を起こしている方が食べ過ぎると
高カリウム血症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
山くらげとは?戻し方や食べ方、レシピは?
山くらげは乾燥しており、
それでいて他の乾物よりはわりと戻す時間は
多く必要はない食材です。
山くらげの戻し方はよく水洗いをした後、
たっぷりの水に2~3時間ほど漬けて戻せたら
食べやすい長さに切って使います。
山くらげは味が淡白というよりも無味に近く、
どんな料理にも合わせやすい食材です。
多くは炒め物の食感や彩りや、
煎り煮にや漬物にして常備菜にすることが多く、
お土産屋さんなどでも多く漬物として
見かけるのではないでしょうか。
炒め物などであればきんぴらと同じ作り方をし
常備しておけばお弁当のおかずに添えたり、
あともう1品欲しい時にさっと出せて便利です。
漬物であればもう少し日持ちがしそうなので、
レシピをご紹介します。
山くらげの中華漬けのレシピ
山くらげ(乾燥)20g
しょうゆ 大さじ3
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ2
酢 大さじ2
オイスターソース 小さじ1
ごま油 小さじ1
炒りごま 大さじ1
ラー油 少々
水に戻した山くらげを食べやすいサイズにカットしてから
10分ほど湯がいて水気を切り、
調味料類を全て鍋に入れて一煮立ちさせ、
山くらげを加えて一煮立ちさせたら火を止めて粗熱が取れたら
タッパーなどに入れて一晩寝かせて完成です。