アスパラガスは、家庭菜園でも比較的容易な栽培です。
おまけに収穫できる植物です。
ただし、種を播いてから実際の収穫までには苗を育てるために1年目も2年目も収穫できません。
じっと待つことで、3年目の春から収穫できます。
その後は、毎年新鮮なアスパラガスの収穫が10年ほど可能です。
スポンサーリンク
アスパラガスの豆知識!
原産は地中海東部原産とされる「アスパラガス」の種類は4種類(これはスーパーなどに出回っているという意味です)です。
グリーン・ホワイト・ミニ・パープルので、特にグリーンアスパラガスの栄養価は、
とても豊富で旨味が強いといわれています。
また、グリーンの栄養素には、ビタミンA・B1・B2・C・Eや葉酸などが、特に多く含まれています。
今話題の新陳代謝促進に有効とされる「アスパラギン酸」は、このアスパラガスから発見され、命名されたものなんだそうです。
グリーンとホワイトアスパラガスは栽培法が違います。
「ホワイトアスパラガス」は、日に当てないように、土をかぶせて育てたものです。
「グリーンアスパラガス」は、反対に日に当てて育てます。
スポンサーリンク
アスパラガスのプランターでの育て方は?
アスパラガスは、病気などにかかりに植物ですから、「家庭菜園」向きとも言えます。
勿論、庭などの土地が無くてもプランターでも栽培できるようです。
ただし、大きく根を張るので、大きなプランターに植え替える必要があります。
では、どのくらいのプランターサイズが必要かですね。
小型(20㎝~40㎝)以上でもいいのですが「深型」のものを準備します。
1株だけなら深い植木鉢でも育てられます。
また、アスパラガスは長い期間(5~10年)に渡り栽培=収穫できますので、プランターも頑丈なものを選ぶことをおすすめします。
種から育てる場合
①アスパラガスは特に野菜の中で発芽しにくいので、そのまま土に種を蒔いても発芽が難しいばあがあります。
1日~3日程水に浸して置いて蒔くと発芽しやすくなるようです。
②プランターに腐葉土を入れます。
そこに3cm間隔で種を蒔きます。
土を種が隠れる程度かぶせて、毎日水をあげます。
2.3週間で発芽してきます。
③発芽してからは、土の表面が乾いてきたら水やりをします。
たっぷりと水を与え、与えプランターの側面の排水口から水が流れ出るまであげてください。
根腐れから生育不良になる場合があるので、しょっちゅう水やりはしません。
④草丈5㎝~10cmほどになったら、優秀な株を残し、間引きをします。
⑤次はこの残した苗を、大きくて深いプランターへ植え替えします。
この時の注意点は、出来る限り根を切らないようにしましょう。
ぐんぐん伸びてきたら、倒れないようにプランターの周りに支柱を立て、麻ひもで周りを巡らせ防止します。
そして、このまま1年育てていきます。
冬越しの育て方は?
12月ごろにはアスパラガスが枯れってしまいます。
でも、根っこはしっかり生きていますので、そのままにしてはいけないのです。
土の際からカットします。(カットしないと病気の心配があるんですよ)
この冬場の水やりは、慎重にしてくださいね。やりすぎると根腐れの原因になります。
春になると「新芽」が芽吹きます♪
収穫
2年目に出てきた新芽は、まだまだか細い状態です。
収穫しないで根っこに栄養分を蓄えさせてあげましょう。
3年目以降からは、太くて立派なアスパラガスが収穫できますよ!
アスパラガスを早く収穫したい人は?
早く収穫したいという人には、すぐに植え付けができる「大苗」の購入で解決できます。
大苗は育苗期間が済んだ苗ですから、1年間待つことなく、春に収穫が待っています。
大苗の場合は、植え付けを11月下旬に行うことで、次の春から収穫できます。
肥料は?日当たりは?
アスパラガスは「肥料食い」とも言われる野菜ですから、肥料が重要です。
1年目は最初に与えた元肥だけで大丈夫ですが、1回目の収穫後から追肥をします。
1回目:春先の収穫後、2回目:8~9月の新芽前に、3回目は2~3月に新芽前。
それぞれの時期に、1株あたり5g~10gの化成肥料の追肥をします。
肥料としては「ボカシ肥」や「マイガーデンベジフル」といったバランスのよい配合肥料がおすすめですよ。
日当たりについては、野菜全般に言えますが「日当たり良好」が良いのですが、
木漏れ日程度でも育ちます。
株分けは?
株分けする理由は「株の若返り」と「繁殖」が目的です。
5.6年を過ぎたころになると、茎が細くなります。
①根を、できる限り傷つけないように、掘り出します。
②根についた古い土を、落としながら株の分割をします。
③新しいプランターに、土や肥料などを準備し植えます。
植え替えのタイミング
勿論、毎年掘り起こして新しい培養土に植え替えるというのが理想的です。
でも、毎年やるのはとても面倒ですね。
そんな方におすすめなのが、3月の中旬頃で芽が出る前に、表土を取り除き新しい培養土を加える方法が、手間いらずです。
内部の土はまだまだ良好ですから、そのまま残しますから株は取り出さなくても大丈夫です。
表面がリフレッシュされることで、問題となる排水状態も良好になります。
この時期は早過ぎても遅すぎてもいけません。ある程度の気温に行ってください。
ただし、プランターにも寿命がありますので、、5年目とか10年目にはプランターと土全体を交換されるのがいいでしょう。
■まとめ:
収穫までには時間がかかります。
私もセッカチですからその点で戸惑っていましたが、とうとう去年の11月に「大苗」で始めました。
今年の春にはスーパーのアスパラガスと遜色ないものを収穫できました。
秋になったら種をと思ったのですが、雌株と雄株があるようで家のがどちらかわかりません。
でも、これからは毎年春が楽しみです。
■アスパラガスのカロリーや栄養や成分・効能は?食べ過ぎは?臭くなる?
■アスパラガスの茹で方、時間は?皮は?電子レンジでは?保存は?