お腹の赤ちゃんを守る羊水は、
多過ぎても悪影響があるといいます。
どんな影響が及ぶのか?
羊水過多の原因や症状について
ご紹介したいと思います。
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羊水過多、過多症とは胎児異常?原因や症状、自覚症状は?破水は?
羊水は赤ちゃんが排出した肺胞液や尿から作られ
さらに赤ちゃんが飲み込む事で吸収されます。
羊水が増えてしまう羊水過多症の原因は、
・双子や三つ子など胎児の数で尿が増える
・臍帯ヘルニアの原因より胎児から髄液が漏れている
・妊娠糖尿病、心臓や腎臓疾患、ウィルス感染
・胎盤に腫瘍が出来ている
徐々に自覚症状が起こる慢性型が多く
妊娠25週目あたりより見られることがあり、
急激に増える急性型もあり注意を要します。
その症状は胃の圧迫感、むくみ、
お腹の張り、頻尿、
呼吸困難、体重増加、動悸など。
さらに切迫早産や破水を起こしやすく、
その結果、未熟児で誕生する事となります。
子宮の急激な肥大などあまりにこれらの症状を
強く感じる場合にはかかりつけの産婦人科で
受診をされるとよいでしょう。
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羊水過多、お腹の大きさが大きい。AFI、検査とは?
羊水は破水をしない限り正しい羊水量を量る事は
ほぼ難しいので超音波検査により、
羊水インデックス(AFI)もしくは
羊水ポケットを測定し、
羊水の量の判定しています。
AFIとは子宮腔を4つに分けて計測し、
・5~24cmが正常
・5cm以下は羊水過少
・24cm以上を羊水過多
他にも母体の糖尿病検査や感染症検査、
胎児や胎盤の超音波検査など
原因に応じた検査を必要とします。
母体に呼吸困難や悪心、嘔吐や心悸亢進といった
症状が見られる場合には腹壁から子宮腔内へ
針を刺して羊水を抜く必要があり、
しかし大量に羊水を抜く事で、
胎盤剥離や子宮収縮を誘発する事があり、
他には母体側の塩分や水分摂取制限と同時に、
利尿剤を飲んで余分な水分を排出して経過をみることも。
羊水を抜く事は一時的であるので、
胎児がほどほど育っている場合には
娩出してしまう事があります。
羊水過多と、出産方法や入院は?ダウン症や障害児
羊水過多症であると診断された場合には
入院管理が必要となり原因特定をします。
出産においてはやはり予定よりも早過ぎる場合等、
医師の判断により感染症を防ぐ為に帝王切開が多い様です。
また、羊水過多であると診断された場合によぎる
ダウン症などいわゆる障害児として生まれるのか。
実際にはクアトロテストの実施により
調べる事になり実費実施で非常に高額です。
羊水過多であっても健常児として生まれて来ている事が多く、
万が一、障害をもって生まれて来ても、
それはその子の個性でもあります。
確かに障害を持って生を受けてくるとなれば
その後にリスクも伴いますが、
一度生を受け育った命を粗末にしてよいものか?
この時代、あまりに命を軽く考える傾向に
残念であると感じる事があります。
□羊水検査の費用の自己負担金額とは?保険は?医療費控除や高額医療は?
□羊水混濁とは?原因は母胎感染?影響やリスクは?新生児敗血症とは?