授乳中のお母さんとって気になる病気の一つである乳腺炎。
乳房に局所的な痛みが生じたり、
しこりが出来たり、
発熱したりと辛い症状が伴うので、
何とか事前に予防したいですよね。
今回は乳腺炎にならないための対策についてお話したいと思います。
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乳腺炎の予防にはどんな食事がいいの?
乳腺炎になってしまった方の原因として一番多いのは、食事に因るものだと言われています。
授乳中、お母さんが食べているものが母乳に影響するといいますが、それは母乳が血液で出来ているためです。
脂っぽい物や甘いお菓子など、
血中のコレステロールを増やすような物を食べると、
血液と一緒に母乳もドロドロと粘り気が出てしまい、
結果乳腺が詰まりやすくなってしまうのです。
逆に言えば、血液をさらさらにするような物を食べるように心がければ、母乳の流れも良くなって乳腺の詰まりを防ぐことが出来るのです。
具体的には次のような食べ物がおすすめです。
○母乳の分泌を促してくれる→根菜類、海草など
○母乳をさらさらにしてくれる→海草、豆腐、青菜、魚など
○母乳の質を高めてくれる→小豆、豆腐、青菜など
○乳腺のつまりやしこりを解消してくれる→昆布など
上に挙げたような食材を使って、
和食中心のレシピに切り替えていきましょう。
ほうれん草や小松菜、大根、お豆腐、魚をたっぷりいれた寄せ鍋や
根菜を蒸して塩・こしょう・オリーブオイルでシンプルに食べるのもおすすめです。
甘い物がお好きな方は、チョコレートやアイスクリームなど脂肪分の高いスイーツの替わりに、
小豆とかぼちゃをきび砂糖と一緒に煮たものを、おやつとして食べてみてはいかがでしょうか?
さて、乳腺炎の予防には食べ物だけでなく次に紹介するように、飲み物にも注意が必要です。
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乳腺炎の予防にはどんな飲み物がいいの?お茶?葛根湯?ハーブティー?
授乳期間中は、水分の摂取が不足すると血液がドロドロになってしまし、結果母乳も詰まりやすくなってしまうので、十分な水分補給を心がけましょう。
また、冷たい水やジュース、カフェイン入りの飲み物よりも、白湯や、ノンカフェインの温かいお茶(そば茶、ごぼう茶、どくだみ茶、ルイボスティー、ハーブティーなど)がお勧めです。
ハーブティーには、カモミールなどホルモンバランスを整えたり、消炎作用があるものもあります。
コーヒーを飲みたい場合は、ノンカフェインのたんぽぽコーヒーを飲むようにしましょう。
また、葛根湯は体内の血流を促し、母乳の詰まりを解消する効果があるので、乳腺炎の初期段階で飲むと症状を改善してくれる効果があります。
乳腺炎の予防・対策にはどんなものがある?
食生活を改善する他にも、乳腺炎を予防するための対策がいくつかあります。
○乳房をマッサージする。
入浴時や入浴後に、乳房全体を優しくマッサージしてみるのも効果的です。
○授乳を3時間毎(目安)にきちんと行う。
乳房のしこりの解消には、
赤ちゃんに吸ってもらうことが一番の方法です。
夜中の授乳は大変ですが、出来れば3時間毎ぐらいに
授乳は行いましょう。
また、赤ちゃんが途中で飲むのをやめてしまった場合は、残りの母乳は最後まで絞って捨てるようにしましょう。
○授乳の姿勢を変える。
いつも同じ姿勢で授乳せず、乳首を加える角度や姿勢を少しずつ変え、赤ちゃんにまんべんなく吸ってもらえるようにしてみましょう。
しこりの部分をマッサージするように押してみると、よりしこりの解消に効果があります。
○冷湿布でおっぱい(乳輪、乳頭以外)を冷やす。
しこりが腫れてしまって、熱を伴ってしまった場合は冷湿布で乳輪と乳頭以外の乳房を冷やしてあげましょう。
いかがだったでしょうか?少しでも快適な授乳ライフを送るために、参考にしてみて下さいね。