秋になると普段なんとなく食べている柿。
東京ではなかなか見られませんが、田舎の方に行くとよく屋根下に干される光景が見えます。
これぞ秋の風物詩ですよね。
そんな柿ですが、昔から栄養満点の果実として重宝されていました。
その訳をご説明します。
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柿の栄養は?
柿は「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるとおり、様々な高い栄養価を持っています。
では具体的には柿にはどんな栄養価が含まれているのでしょうか?
特にビタミンCが豊富に含まれており、1個で1日分のビタミンCを摂取することができます。
ビタミンCは抗酸化作用もあるので老化防止などの肌の劣化を防ぎます。
柿はその他にもカリウム、食物繊維、βカロチン、ビタミンA、タンニン、そして発がん予防に効果があるとされるβ-クリプトキサンチンが含有されてます。
健康・美容効果と名高い栄養素ばかりで、これから冬の乾燥を迎える女性には本当に嬉しい効果ですね。
タバコを吸われている方はビタミンCが欠乏しやすいので、1日1柿を目指してみてください。お肌の変わりように驚きますよ。
柿は葉にもビタミンCが豊富に含まれており、みかん30個相当と言われます。柿の葉のお茶は健康にも良いとされ一部では人気が高いそうです!
柿の健康や美容への効果・効能は?
上で、柿には色々な栄養成分が含まれていることを書きました。
その中でもビタミンCの効果が一番大きく表れます。
- 老化・がん・病気防止
- 紫外線から肌を守りシミ予防
- できてしまったシミにも働き美白効果
- ストレスの緩和
- 貧血の予防
その他にも豊富な栄養のおかげで多くの様々な効果があります。
- 食物繊維で便秘の解消
- カリウムでむくみの解消
- タンニンで二日酔いの改善
- βカロチンで動脈硬化予防
ただ、美味しくて健康に良いからって食べ過ぎはダメです。
タンニンは便秘薬にも含まれる成分であり、過度に摂取すると便秘になってしまうのです。
せっかくの食物繊維で便秘解消になっているのに元も子もないですよね。
むくみを予防してくれるカリウムですが、カリウムの利尿作用で脱水の可能性もありますので、1日1~2個に留めておいたほうがよさそうです。
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生柿&さわし柿&干し柿の栄養ってどんな風に違うの?
同じ柿でもできる工程によって栄養は変わっていくみたいです。
基本的には生柿で召し上がっていただくのが栄養価が高いですし、何よりジューシーで美味しくいただけますが渋柿ではそうはいきません。
よって保存にも効く干し柿が浸透しており、干す事によって様々な栄養の変化が起こります。
食物繊維や、βカロチン、カリウムが生柿と比べ2倍以上増えます。
糖も4倍に増えますので甘く凝縮されたまた違った柿を味わうことができます。
しかし干す事によって柿の主成分であるビタミンCがほとんど無くなってしまいます。
一方、焼酎を吹きかけたりして渋を抜くさわし柿は、ビタミンは壊れていないものの、栄養面では若干劣ります。
しかし干さなくて良い分簡単に手軽に作れるので、必要に応じて作り分けると良いですね。
柿の栄養成分とカロリーは?
さわし柿の栄養やカロリーは?
というページも参考にしてみてください。