体のだるさには、肉体的な疲労、精神的な不調、何らかの病気の兆候と、色々原因が考えられます。
一時的な疲労であれば、休息や睡眠で疲労回復することができますが、慢性的にだるさが出る場合は、原因を考え適切に対応する必要があります。
体がだるい原因と解消法をご紹介します。
ちょっと一休みして、試してみませんか?
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体がだるい、症状と原因は?
体がだるいときの主な症状と原因には、つぎのものがあります。
・疲労感がとれない・・・働き過ぎ、運動のしすぎによる過労、加齢など。
・朝起きるのがつらい、いつも眠い・・・睡眠不足、不規則な生活で眠りが浅い、無呼吸症候群など。
・考えがまとまらない、集中できない・・・生活環境の変化やストレスで自立神経が乱れているなど。
・食欲がない・・・夏バテ、食生活の乱れや精神的なストレス、心配ごとなど。
・めまい、肩こりや腰痛がひどい・・・更年期障害による女性ホルモンの減少など。
・頭や体が重く感じる・・・風邪、インフルエンザなど。
・吐き気や下痢の症状がある・・・偏った食事や栄養バランスが悪い食べ物などで体調を崩しているなど。
これら以外に、心身の病気から体のだるさが現れることもあります。
・心臓の機能低下・・・心不全などで、呼吸困難やむくみ、倦怠感、食欲不振、便秘など。
・甲状腺ホルモンの異常・・・疲労感、汗をかく、動悸、息切れ、体重減少、眼球の突出など。
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体がだるいときの解消法は?ツボ編
体がだるいと思ったときに、家庭などですぐにできる解消法には、次のものがあります。
基本的に押す力は、気持ちが良いと思う強さです。
・湧泉(ゆうせん:足の裏の中央より上の、指を曲げたときにへこむ場所)・・・親指を重ねて、他の指は足の甲部分に添えて、強めに押し揉みます。
有効なのは全身のだるさなど。
・太陽(たいよう:目尻の横のくぼみ)・・・有効なのは肩こりや目の疲れなど。
・印堂(いんどう:眉間)・・・リラックス効果や頭痛の緩和に有効です。
・晴明(せいめい:目頭)・・・2本の指でつまむように押します。
有効なのは目の疲労回復、ドライアイなど。
・合谷(ごうこく:手の親指と人差し指の付け根部分のくぼみ)軽めに何回も押します。
有効なのは頭痛、精神的ストレス、リラックス効果など。
・天柱(てんちゅう:後頭部の首につながる部分、髪の生え際)有効なのは肩こり、目の疲れ、眠気覚まし、リラックス効果、自律神経の安定など。
・手三里(てさんり:肘を曲げたときのしわから、手のひらへ向かって指3本分の位置)腕のだるさ、指の疲れ、腕の動きの悪さを改善など。
体がだるいときの解消法は?飲み物、食べ物編
ツボ以外の飲み物や食べ物で、だるさを解消する方法には、次のものがあります。
・はちみつレモン・・・クエン酸には疲労回復効果、レモンの香りにはリラックス効果があります。
・緑茶・・・つかれやすい時に飲むお茶には、タンニン効果により精神的にリラックスできます。
・漢方・・・疲労に対しては、補中益気湯、十全大補湯などが知られています。
漢方を長期に使う場合は漢方医に相談しましょう。
・サプリ・・・疲労回復効果があるβカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、タウリン、クエン酸などの栄養素を含むサプリを選びましょう。
・食べ物・・・疲労回復には、栄養のバランスが必要で、偏った食事はいけません。
たんぱく質を中心に野菜、果物も食べるようにします。
また、なるべく毎日決まった時間にバランスを考えた食事を摂るようにして、食生活の乱れを改善しましょう。
体のだるさが慢性的な場合は?
解消法としてツボ押し、食生活の改善などを行っても、体のだるさが治らない場合は、単なる疲労などではなく、病気が原因の場合もあります。
だるさが続く場合は、内科を受診して体に異常がないか検査をしてもらうと良いでしょう。
体のだるさの中にも、重篤な病気が隠されているかもしれないので、十分な注意が必要です。
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