家庭菜園が流行していますね。
「どうせ栽培するのなら、食べられるものがいいな♪」とお考えている方もきっといらっしゃると思います。
大葉は育てやすいため、初心者向きの家庭菜園です。
そこで、今回「大葉(しそ)」の育て方をご紹介します。
大葉はシソ科シソ属の1年草です。
そしてビタミンやミネラルが豊富に含まれ抗菌作用や抗酸化作用、防腐作用といった効能のあり健康食品といえます。
大葉は、葉も花も種もすべて食べられ、ミントやバジルと同じ「ハーブ」の一種です。
そして人気のハーブ類は、生命力が強いので初心者にも問題なく育てることが出来ます。
特徴は強い爽やかな香りで、お刺身のつまとして、夏のそうめんや冷ややっこの薬味として日本人には好まれています。
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大葉の育て方!苗それとも種?日当たりは?
大葉の家庭栽培は「種」でも「苗」でも育てることが出来ます。
苗の場合
3月下旬頃になるとホームセンターなどには大葉の苗が販売されています。
苗は1株100円前後でしょう。
苗はある程度まで育っているので初心者の場合は育てるのが簡単です。
また、1株だけ育ててみたい方にはは苗が良いと思います。
種の場合
種なら1年中販売されています。
種まきの時期は3月下旬~6月上旬が最適です。
大葉の栽培キットも販売されています。セットには種と鉢と土などのすべてが入っています。
種のメリットはたくさん入っていますので、たくさん収穫できます。
どちらも使用する土は、園芸用の土を準備してください。
大葉は「日光」と「水」が必須な植物です。
植木鉢の場合は一個に一株、プランターの場合は3株~4株が最適です。
種を蒔き水を充分与え、日当たりの良い場所に置おけば1週間程度で芽が出てきます。
肥料は必要ありません!肥料が多いと葉っぱにえぐみが出るので追肥の必要もありません。
日当たりは必要ですが当たりすぎは葉が厚くなり硬くなってしまいます。
観賞用としてならとても見栄えがいいのですが、食用にするには香りも落ちてしまいます。
食用なら半日陰がおすすめです。
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大葉の育て方!ベランダでプランターや水耕栽培でのやり方は?
大葉は、水耕栽培ができます。
水耕栽培とは、液体肥料を含んだ水溶液で育てる栽培方法のことです。
室内で育てる水耕栽培は、病気や害虫の心配もありません。
また、季節に関係なく冬でも暖房の効いた室内なら育ちます。
そして、土を使いたくない方には最適の栽培方法です。
他の室内栽培方法として「ハイドロカルチャー」という土の代わりの素焼きの小さな玉を使いう方法もあります。
水耕栽培キット「窓辺で大葉(青シソ)」といった水耕栽培のキットも販売されています。
内容は、種、液体肥料、倍土(ヤシガラ)、栽培容器が揃いすぐに栽培が可能です。
大葉の育て方!虫食い対策は?
大葉の栽培には、病気はあまりありません。
ただしアブラムシ、ヨトウ虫がついたり、バッタや芋虫に食べられることもあります。
「ハーブは虫がつきにくい!」といわれますが、大葉は葉が柔らかいので
害虫防止には、細かい目の防虫ネットをつけください。
実は私も数年前に初めて大葉を栽培した際に、虫に穴だらけにされてしまったのです。
ご近所のおばあさんから「美味しいものは虫が一番知ってるからね」と教えられました。
他には「ハダニ」というダニがつくこともあります。
これは葉に水をかければ流れてしまいます。
摘芯について
30センチくらいまで育ってきたら、摘芯しましょう。
摘芯すると脇芽が出ます。摘芯しないと穂が出て枯れますので摘芯してください。
摘芯方法は、葉の下から数えて5~6節の上あたりでカットします。
摘芯した茎は下半分を水につけて10日ほどで発根します。発根したら植え付け出来ます。
大葉栽培の注意点
大変育てやすい大葉とお話ししましたが、大葉が枯れることもあるんですよ。
大葉は寒さに弱い植物です。上記の日当たり半日陰が良いと書きましたが。
あまり日陰だと枯れてしまいます。
また、鉢に穴が空いていないと、根腐れを起こしてしまいます。
プランターの場合は、ぎっしりと隙間がないほどに育てると、日光不足と栄養不足で成長しなくなります。
■まとめ:
大葉はスーパーでは確かに安価で売っています。でも自分で育てた大葉は香りが良くて美味しいですよ。
真夏には、どんどん成長しそうめんや冷ややっこの薬味だけでなく、てんぷらにもパスタにも十分できますよ。
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