野菜の王様の言われるモロヘイヤ(アラビア語)は、日本ではシマツナソと言われ、1980年代に日本に普及し、今では日本各地で栽培されます。
多くの栄養を持つ食材として注目されている野菜ですが、どのような効果効能があるのかをご紹介します。
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モロヘイヤの栄養価は?効果効能は?
モロヘイヤ(ゆで)の主な栄養価(100g当り) 文部科学省食品成分データベースより
カロリー25kcal
脂質0.4g
炭水科物4g
カリウム160mg
カルシウム170g
マグネシウム26mg
鉄分0.6g
βカロチン6600
ビタミンK450μg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.13mg
葉酸67g
ビタミンC11mg
植物繊維 3.5g
モロヘイヤは、栄養価が高いと言われるほうれん草や小松菜などと比較すると、
カルシウムはほうれん草の2.5倍・小松菜の1.1倍、βカロチンは1.2倍・小松菜の2.1倍、ビタミンKはほうれん草の1.4倍などになります。
カルシウム・・・骨や歯を作る成分で、血液の凝固や筋肉の収縮に関わります。高血圧防止・イライラ解消・こむら返り予防などに効果があると言われます。
マグネシウム・・・酵素の正常な働きや血液循環を正常に保ちます。糖尿病改善・抗ストレスなど
鉄分・・・赤血球内のヘモグロビンの成分で、酸素運搬の役割を持ちます。貧血予防・疲労回復・骨、歯を丈夫にするなどの効果が期待できます。
βカロチン・・・体内で必要な量だけビタミンAに変換されます。抗酸化作用があり免疫力を高めます。ガン予防・老化予防・夜盲症予防・視力低下の低減などに効果があると言われます。
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モロヘイヤを使った料理は?レシピを教えて
簡単に短時間で安価でできるレシピとしては、モロヘイヤのお浸しを紹介します。
材料:モロヘイヤ1袋・塩少々・めんつゆ大さじ半分・醤油大さじ半分
レシピ:
①モロヘイヤは葉だけを使用します
②塩少々入れたお湯で2分程度茹でます。
③冷水で冷やしたモロヘイヤに、めんつゆと醤油を混ぜ合わせたら出来あがりです。
お浸しの具におくらや枝豆、もやしなどを加えても美味しいです。
モロヘイヤの卵スープも人気レシピの一つです。
材料:モロヘイヤ100g・卵2個・水700CC:めんつゆ大さじ半分・塩少々・片栗粉小さじ2
レシピ:
①モロヘイヤを2cm位にカットし、鍋で沸騰した湯に入れ、塩とめんつゆを加えて味を調整します
②水で溶いた片栗粉を鍋に入れ、軽くトロミを付け、溶き卵を流しこんで、火を止めたら出来あがりです。
ネットの料理サイトには、モロヘイヤを主にしたレシピが数多くありますので、参考に作ると楽しいですよ。
モロヘイヤ1パック、100g〜200g前後
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モロヘイヤは妊婦さんにはいいの?注意点を教えて?
モロヘイヤには、妊婦さんが必要不可欠な栄養の葉酸やビタミン類・カルシウム・植物繊維が含まれています。
葉酸は、赤血球や細胞の新生や、胎児の正常な発育に特に必要なものです。
カルシウム・マグネシウム・鉄分・βカロチンが、妊婦さんの疲労回復や便秘解消、抗酸化作用による老化防止・美肌効果などが期待されます。
植物繊維は、整腸作用や便秘解消、貧血予防に役立つと言われています。
モロヘイヤを食べる時の注意点は、果実や茎には毒性(ストロファンチン)があるということです。
スーパーなどで販売されているモロヘイヤは良いですが、家庭菜園などで作ったモロヘイヤは、茎にも毒性があると言われています。この場合は、葉だけを食べるのが無難です。
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