キウイは、日本では一年中買うことができる栄養たっぷりの果物です。
でも、中には買ってみたらちょっと固いし、なんか美味しくないみたい。
と思った方はいませんか?
実は、硬くてあまり美味しくないキウイでも、追熟方法で甘くする方法があるんです。
その追熟方法とは、どんな方法なのかをご紹介します。
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キウイの追熟方法は?冷蔵庫は?
果物の追熟とは、収穫した時は完熟していない果物を、収穫後に一定期間置くことで、甘さを増したり果肉を柔らかくする処理のことです。
キウイは樹木になっている状態では熟さない果物です。
また、収穫したては硬くで酸っぱいので美味しくはありません。
一般的には追熟処理をしたものを市場に出荷しますが、中には十分に追熟できていないものもあります。
そのため、食べ頃がわからず、硬いままで食べたり、酸っぱくてあまり甘くないなと思った方も多いと思います。
実は、収穫後に追熟してから本来の甘さや美味しさになる果物なのです。
追熟方法は、
①キウイを保存する際にエチレンガスをだす果物などを一緒に入れる。
②テーブルなどの平部分で軽くへこむ位の強さで打ち付ける。
③1個だけへこましたキウイを他のキウイと一緒に袋に入れて常温(15度から20度位)で保管する。
④市販の「果実追熟剤」を使用する。
などがあります。
キウイは冷蔵庫で保管すると追熟が進みません。
長く保存したい場合は冷蔵庫に入れておいて、
食べる数日前に常温で追熟するといいでしょう。
なお、エチレンガスとは、野菜や果物が成長するにはエチレンという植物ホルモンの作用が必要で、収穫から熟成を経て老化に至り腐敗するまでの間に放出するガスです。
そして、エチレンガスを出す果物等は周辺の野菜や果物までエチレンの影響を与えるものです。
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キウイの追熟方法・りんごのエチレンが有効?リンゴの種類は?日数は?
追熟方法のなかで、エチレンガスを出す果物として、リンゴがあります。
ただし、どんなリンゴでもいい訳ではなく、エチレンガスを出すのは「ジョナゴールド」「津軽」「王林」です。
「サンふじ」「ふじ」はほとんど出しません。
追熟の日数は、何日というよりも表面を押してみて、少しへこむような柔らかさになったら食べ頃でしょう。
その場合、横腹ではなく縦に押して柔らかければ一番美味しくなっていると思います。
キウイの追熟方法・バナナ・みかんでもできる?追熟剤とは?
キウイの追熟方法は、リンゴ以外にバナナやミカンでもできます。
でもバナナの場合は、キウイより先に熟してしまう場合がありますので、要注意です。
追熟する方法は、果実を使う以外に市販の「果実追熟剤」があります。
乾燥剤みたいな小袋の中にエチレンガスを吸着させたゼオライト(沸石)の小粒が入っています。
それを尖った画鋲やピンなどで穴を開けて、30個程度(説明書によること)のキウイと一緒に密閉できるポリ袋などに入れるものです。
食べ頃の期間については、追熟剤の説明書に従いましょう。
キウイは食べるタイミングによっては、本来の甘さや美味しさを発揮できないことがあります。
追熟して本来の甘さや美味しさを味わってもらえると嬉しいです。
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