お正月の飾りの1つである「門松」
縁起のいいものであることは解っていても、
本来の意味はご存知ですか?
なんとなくいつもお正月に見るけど、
たんに縁起がいい訳ではありません。
今回は、門松の意味について調べてみました。
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門松の意味や由来、松竹梅は?
門松は、「松竹梅」縁起の良い植物を束ね
飾るお正月飾りの1つで、
神様が降りて来てもらう為の目印です。
松竹梅は慶事に用いられたのは室町時代とされ、
本来は中国の画題「歳寒三友」と呼ばれていました。
松と竹は寒さ厳しい冬であっても
青々としており、梅は寒い時期に花を咲かせる様子から
この呼び名が付いたそうです。
そして縁起がよいといった意味はなく、
松が冬でも枯れない事で不老長寿の象徴であったり、
竹が空に向かい真っすぐ育つ事・根をしっかり張ることから
子孫繁栄、梅は冬によい芳香と共に花を咲かせる事から、
気品や長寿といった意味で日本で付いて現在に至ります。
また、順番には松が平安時代、竹は室町時代、梅は江戸時代と
その時代事に縁起物になった事から「松竹梅」としたそうです。
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門松の意味、竹の切り口、そぎと寸胴とは?3本の長さや飾り方は?
門松の竹の切り口には、
斜めに切った「そぎ」と
真横に切った「寸胴」とあります。
「そぎ」は徳川家康が始めたもので、
唯一大敗した「「三方ヶ原の戦い(1572年)」後より
武田信玄に対し「次は斬る」といった事への念であると言われています。
また、門松を節を含めて斜めに切ると、
切り口が笑顔に見える為
「笑う門には福来る」という
意味からもいわれています。
「寸胴」は武士の流れであり、
現在は商売繁盛を願う企業や店舗ではそぎ、
一般家庭では寸胴が慣しとされています。
また、丈の長さは『7:5:3』の比率、
そして裾に荒縄を巻きますが、
下7回・中5回・上3回の割合で巻き、
1番長い竹+7回巻いた荒縄=男性
1番短い竹+3回巻いた荒縄=女性
中央の竹 +5回巻いた荒縄=仲を取り持つ
「2で割り切れないめでたい比率」としています。
門松の意味、時期はいつ?片付ける時期は?
門松を飾る日は
松の内に入る「12月13日」頃からと
言われていますが、クリスマスと、
12月29日(二重苦)だけは避けます。
さらに12月31日に飾る事は「一夜飾り」といい、
新しい年の年神様に失礼にあたるといわれています。
そして片付ける時期についても、
松の内が終わる日とし、
関東圏などでは1月7日から、
関西圏では1月16日からと、
松の内の時期が異なる地域もあります。
処分する方法としては鏡開きに行われる
どんど焼きや左義長などで御焚き上げしていただきます。
決して、一般家庭ゴミで捨てない様にしましょう。
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