さつまいもといえば、
ご飯のおかずとして、おやつとして、
天ぷら、焼き芋、大学いもなど
食卓でよくみかけるかと思います。
さつまいもには多くの栄養素が
バランスよく含まれているので、
NASAの研究で「準完全食品」として
注目されているそうです。
一体どのような栄養素が含まれているのでしょうか。
今回はサツマイモの栄養についてご紹介します。
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さつまいもの栄養成分やカロリーは?かぼちゃやジャガイモと比べては?
さつまいもの主成分はでんぷんです。
ビタミンやミネラル類を豊富に含んでおり
加熱することで、
でんぷんの一部が糖(甘味)へと変化します。
さつまいものでんぷんを糖へと変えるのは、
酵素の働きによるものですが
酵素は加熱する時間が短いと十分に働かないため、
糖が作られないうちにさつまいもに熱が通ってしまい
甘みが少なくなってしまいます。
調理する時に弱火でじっくり加熱することで、
さらに甘味が増加するのです。
◇さつまいものカロリー
100g当たり135kcal
◇さつまいもの栄養成分
食物繊維
ビタミンB1
ビタミンB6
ビタミンC
ビタミンE
カリウムなど
さつまいものビタミンCは、
りんごの約10倍といわれています。
通常ビタミンCは熱に弱いため、
加熱すると栄養素が壊れてしまうといわれていますが、
さつまいもに含まれるビタミンCは
デンプンの働きで加熱しても
壊れにくいといった特徴があります。
同じいも類のじゃがいもは、
100g当たり 70kcalです。
じゃがいものビタミンCもさつまいもと同様に、
加熱されることでのり状となったでんぷんが
ビタミンCを守ることから、
加熱に強いといわれています。
かぼちゃですと、
100g当たり60kcaです。
栄養成分を比較して特徴的なことは、
緑黄色野菜のかぼちゃは、
カロテンが豊富ということです。
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さつまいもの栄養の効能は?
ビタミンB群は、
疲労回復や脳の活動に関与しています。
ビタミンCは、
免疫力を高めて風邪の予防に効果的だとされています。
ビタミンEは、
動脈硬化などの生活習慣病の予防と
冷え性や、更年期障害の改善に効能があるといわれています。
カリウムは、
老廃物の排泄を促してナトリウムを排出する働きがあります。
塩分の過剰摂取や、高血圧予防に効果が期待できるといえます。
さつまいもを切ると、
切り口から白い液体が出てきます。
この液体はヤラピンという栄養成分です。
ヤラピンには腸の働きを整えるといった効果があります。
ヤラピンと食物繊維の相乗効果で便秘に大変効果的といえます。
さつまいもは皮に食物繊維が豊富に含まれているため、
皮ごと食べることをお勧めします。
さつまいもの栄養妊婦さんにはいいの?
さつまいもは、妊婦に必要とされる葉酸や
便秘の改善に効果的な食物繊維を含みます。
腹持ちも大変良いので、
体重の増加が気になる時にも嬉しい食材です。
ただし、
過剰に摂取してしまうと
下痢や胸焼けを起こしてしまう可能性があります。
食べ過ぎにはくれぐれも注意してください。