フラフープは、直径1m程度のプラスチック製の輪でできていますが、その輪の中に入って腰などを振ることによって回転させて遊ぶ玩具の一種です。
日本では、1958年頃に大流行しましたが、腸ねん転などの健康障害になるということでアッという間にブームが終わった悲劇の玩具でした。その後、フラフープで腸ねん転などの健康障害が起きることは科学的に否定されています。
現在では、腰以外の部分を使って回すことや有酸素運動によるダイエット効果、骨盤矯正にも有効ということで、多くの人に親しまれていますが、最初のうちは上手に回すことができない人もいます。
フラフープのダイエット、骨盤効果とうまく回せないひとのためにまわし方のコツをご紹介します。
スポンサーリンク
フラフープのダイエット、骨盤に対する効果は?
フラフープは、基本的に腰を振って回すことで、次のようなダイエット効果があります。
・脂肪を燃焼させる・・・腰回りを大きく動かす有酸素運動なので、脂肪燃焼を促します。10分程の運動でじわっと汗が出てきますよ。
・体幹強化・・・正しい姿勢で回すことで体幹が強化され、全身のバランスを内部から鍛えます。バランスの良い動きにより、さらに姿勢も良くなります。
・腰回りの筋肉強化・・・腰回りの筋肉が鍛えられることで、お腹や下半身のたるみを引き締めます。
また、次のように骨盤の矯正にも有効です。
・骨盤矯正・・・左右両方向にまわすことで、骨盤のバランスの歪みを正常に戻します。歪みを矯正することで腰痛予防にもなります。また骨盤で支える内臓が正しい位置に戻ります。
・骨盤庭筋・・・膀胱や腸を支える骨盤底筋が鍛えられるので、ちょい漏れ予防や腹圧を高くすることで、便秘予防にもなります。
フラフープの回し方のコツは?
まずは自分に合ったサイズを選びます。大人であれば直径90㎝から100㎝、子供の場合は、フラフープを立てておへその下くらいになる直径の物を選びます。
部分的に取り外しができ、サイズを調整できる組み立て式のフラフープも良いでしょう。
①肩幅程度に足を開き、膝はゆるめてリラックスします。
②フラフープを腰(背中側)にくっつけ、数回左右に振ってみます。この時は回しません。
③自己流でも良いので好きな方に回してみます。数回で落ちますが、フラフープが回る感覚を体験します。
④その後に、フラフープを回す時に軽く腰を前後に動かしてみましょう。この時は、腰を大きく動かさなくてもよいです。
⑤数回で落ちると思いますが、なるべく落ちる寸前まで回すのを粘りましょう。腰でフラフープを振り回すイメージです。
⑥これらを繰り返すことで、少しずつ回る回数が増えてきます。慣れてきたら、お尻をプリプリするとフラフープが上に上がってくるようになります。
コツを覚えると簡単にできるようになるので、諦めないでチャレンジしましょうね。
スポンサーリンク
フラフープで注意することは?
フラフープは、むやみにやれば良いというものではありません。次のことを注意して行うようにしてください。
・腰の調子が悪い、骨盤が痛いと感じた場合はすぐに止めましょう。
・フラフープをする前後には、必ず腰のストレッチをするようにします。スポーツ前の準備体操です。
・長時間行うと腰に負担や疲労がでることがあるので、一回10分程度を目安に行ってください。
・回す方向は、左右両方行うようにしてバランスを取りましょう。
・だぶだぶの服装ではなく、体にフィットした服装で筋肉に刺激を与えるようにします。
・回すときは、極端に腰を大きく動かさないようにします。逆に腰を痛めることがあります。