ぷくっりとした葉の「金のなる木」は、一見すると樹木のようにみえます。
しかし多肉植物です。
多肉植物は、葉に水分を貯蔵すうことが出来るので、誰にでも育てやすい丈夫な植物です。
小さくて可愛い白い花を咲かせることもできます。
今回は、そんな「金のなる木」の育て方として水やりや剪定、植え替えの時期、また花の咲かせ方など金のなる木の育て方についてご紹介します。
金のなる木(カネノナルキ)はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。
南アフリカが原産で、低い木のように育ちます。五円玉が茎に通し成長させて、お金がなったような姿が流行したことも。
強健で育てやすい品種で、白い花を咲かせます。
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金のなる木とは?
この植物は、冬の寒さにも夏の暑さにも、そして乾燥にも強い丈夫な植物です。
日当たりさえある場所で育てることで、初心者にも簡単にグリーンを楽しめます。
そして、ちょっとの気遣いで花も見られる、育てやすい多肉植物です。
・園芸分類:多肉植物、ベンケイソウ科
・和名:フチベニベンケイ
・別名:金のなる木、カゲツ(花月)、成金草
・形態:多年草
・原産地:南アフリカ
・草丈:~50cm程度から、種類によっては1m~3mのものもあります
・開花期:11月~2月
・花色:ピンク、白
・耐寒性:普通
・耐暑性:強い
葉は緑だけのもの、白や紅色、斑入り品種、そして葉が巻いた物から細いものと品種も様々にあります。
丈夫で乾燥に強いのですが、根腐れしやすいてんに注意してください。
斑入りの品種に関しては、日焼けに注意し夏は半日陰がいいでしょう。
耐寒性は普通ですが冬の寒い日には、3℃以上で管理してくださいね。
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「金のなる木」の名前の由来と風水や花言葉は?
硬貨に似た葉の形から英語名では「Dollar plant(ドル工場)」と呼ばれます。
日本では小さな苗の時に、5円玉を茎に通し売られたので、まるでお金が成っているかのようなので「金のなる木」と呼ばれました。
風水的には「金運アップ」があるとされ、南東に置くといいそうで、
リラックス効果ややる気に効果があるといわれます。
花言葉は「一攫千金」「富」「幸運を招く」「不老長寿」とお金にご縁があるようです。
金のなる木の育て方!植え替えは?剪定は?
植え替え時期
2年から3年で株が育ちますので、鉢が小さくなるため植え替えをしましょう。
・春:4月から6月が最適です
・秋は9月頃が最適です
出来れば夏は避けてください。
剪定時期
育っで大きくなった場合は、剪定します。
・春~秋(4月~10月)が剪定時期として最適です。
ただし、まだ株が若い場合は、株が弱ることもありますので、その場合は4月~6月がおすすめです。
剪定方法
風通しをよくするためにも、葉や枝が混んでしまった箇所はカットします。
もし新芽や葉が出ていたら芽や葉は残し、花芽の時期だった場合は花芽は残します。
は挿し木することもできます。
切り取った枝は、挿し木で増やせます。
この時期も4月~10月が最適ですの、剪定時期に増やすことが可能です。
その際には、水は無しで3.4日、日陰で風通しのよい場所で乾燥させます。
その後用土に植えつけます。
約1カ月程で発根します。
葉挿しは、葉を少し土に埋まるように置き、根が出たら水をあげてください。
肥料の与え方
4月~7月の間に肥料を上げてください。
2ヶ月に1回程度でいいので、固形肥料を株元に置き肥します。
また、水で薄めた液体肥料を半月に一度程度水の代わりにあげます。
金のなる木の育て方!花の咲かせ方!
「葉っぱばかりで花が咲かない!」とよく耳にします。
金のなる木の花の咲かせ方には、少し注意しなければならないポイントがあるんです!
それは「夏の中頃(8月)から秋口(10月)まで水を控る」というポイントです。
この時期は花芽が育つ時期ですが、同時に葉も育つ時期でもあります。
水分が葉の成長に集中してしまい、花が付かないことになるようです。
中には断水状態で育成される人もあると聞きます。
葉にしわが出てしまうと心配ですが、大丈夫ですよ。
もう一つ「充分に日光浴が必要!」です。
また、肥料は窒素の多い物は与えないようにしてください。
金のなる木葉が落ちる場合は?根腐れした場合は?
金のなる木は「病気や害虫の心配は無し」です。
葉が落ちると「病気なのでは?」と思われるでしょうが
日照不足と水やりの失敗で「根腐れ」が原因の場合がほとんどで、根腐れにより葉が落ちる現象になります。
ポイントは「日当たりと水やり」に注意すれば大丈夫です。
特に冬場には水やりに注意し、控えめにしてください。
風通しがよく、乾燥気味が上手く育てるポイントですので、本当に手がかからないですよ。
くれぐれも土の表面が乾いると思ったら、その後数日そのままにしてからでも十分です。
■まとめ:
「金のなる木」は縁起のいい多肉植物で、手のかからないのですが
水やりと日光に当てることに注意してください。
多少ズボラな私にも育てられるくらいですから、過保護にしないで放任でも十分育ちます。
今は、増やし過ぎてどんどんお嫁に行ってますよ。そしてどこでも元気に育っているとのことです。
1年中グリーンを楽しめる「金のなる木」です。
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