盆栽用の梅の育て方は?水や肥料、植替えや害虫対策!芽摘みや剪定方法

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梅の盆栽

「馥郁(ふくいく)」という表現は梅の香りのことですね。
盆栽にもいろいろあります。

庭に植えるのには限りがある木々も、盆栽なら鉢植えで思いのままに楽しむことが出来ます。
その点、梅の木は花つきもよく強いので、初心者の方におすすめの盆栽です。

バラ科サクラ属の落葉高木の梅の花芽は、一節につき1個ですので
確かに桃のような華やかさは少ないのですが、可憐ですね。

毎年2月から4月に咲き、1㎝から3㎝ほどの5枚の花弁で咲きます。
梅は花が咲いてから葉が出てきます。

その種類は「白梅」「紅梅」「野梅」と500種以上の品種がありその色は白、ピンク、赤があります。
暑さや寒さにも強く、日本の新春を祝う花としてまたおめでたい席の花として「松竹梅」として愛されています。
また、盆栽としても需要が多く育てやすいといわれています。

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盆栽用の梅の育て方は?水や肥料、植替えや害虫対策

盆栽用として初めての人にも取り組みやすいのですが、ちょっとしたポイントをご紹介しましょう。

置き場所は?

春から秋にかけては、日当たりと風通しの良い場所が最適です。
冬には風や霜の当たらない場所に置きます。

いくら暑さにも寒さにも強いとはいえ、真夏は木陰に避難させてあげてください。
また、真冬の霜は避けてください。
室内に置く場合の目安としては、春から秋は2日から3日に一度、冬は1週間に一度はお日様に当ててください。

また、室内の冷暖房が直接当たらないよう気を付けてください。

水遣り(みずやり)は?

梅は水をとても必要としますので、鉢の土が乾いたら充分にあげてください。
特に、蕾から開花の期間には水切れのないように充分に注意しましょう。

水やりの目安は、春から秋は1日1回程度、冬には3日に1回が必要です。
真夏の場合は日に2回与えます。

肥料はどうするの?

もし梅の盆栽の肥料が足りないどうなるか?
せっかくの梅が、栄養不足により「花芽がつかない!」ということにもなりかねません。
また、枝が細くなり落葉が加速してしまいます。

真夏を除き4月から10月までは、月に1回の玉肥(油かす等)を与えてください。
また月に数回は、水やりの代わりに薄めた液肥を与えます。
ただし真夏は控えましょう。
そして、特に花芽が付く時期の春の肥料はしっかりとそして、秋は少なめにしましょう。

梅の育て方!植え替えは?

2年に1回は植え替えしてあげてください。小さい木の時期には毎年植え替える方が望ましいですね。

植え替えの時期は9月中旬頃から10月中旬が最適ですが、もしできなかった場合は
2月下旬頃から花の終わる頃に行いましょう。

梅の育て方!病害虫の心配は?

元来強い梅の木ですが、4月の「アブラムシ」と、5月から6月の「黒星病」には注意してください。

冬越しは難しいの?

梅は寒さに強いので、関東地方より西では屋外でも冬越しができます。
ただし、土が凍る程の寒さの場合は、室内に取り込んでください。

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梅の育て方のポイント!

実は私の祖父もずいぶん昔から「盆栽」にはまっていて、始終眺めています。
小さな鉢植えの前にかがみこみ、何やらぶつぶつ言いながら〇〇いっていました。
今思えばその〇〇が以下の事だったんですね。

芽摘みとは

春に新芽が出てきて6枚~7枚開いた時期に、1枝の葉が4枚~5枚になるように芽を指先で摘み取ってしまいます。
これをすることで盆栽の短い枝にも花が付くそうです。

梅の剪定の仕方は?

枝が伸びすぎてしまうと、花芽がつきにくくなります。そこで伸び過ぎた枝は梅雨の時期に剪定(カット)します。
剪定の時期は花後です。花が終わり出てきた葉芽を1つが2つ残して思い切りよく切ります。
枝元に近い方を残し、芽のすぐ上を剪定してください。

昔から「桜伐(き)る馬鹿、梅伐らぬ馬鹿」という言葉があります。
これは梅の栽培の注意を示したことわざです。
桜は伐ると、切り口から腐敗することがあるので剪定には注意が必要で、
梅は剪定に強く、切り詰めないと枝が伸び過ぎて台無しになり、また
実の付きも悪くなってしまいます。

剪定の目安としては、花が風やで散ったり、手で触れただけで散ってしまうと剪定時期です。

梅にまつわる言葉のイロハ

・「東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
これは菅原道真が呼んだ歌です。

・「桃栗三年、柿八年、柚(ゆず)の馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年」
種を植えて収穫までの期間を表した言葉です

・「梅に鶯」
これは春のとりあわせで、組み合わせの妙の良いことの言葉です。

■まとめ:
日本では「桜」が代表とされていますが、実は奈良時代には桜より梅が好まれていました。

それは、『万葉集』に詠まれた歌の数が表しています。万葉集に桜を詠んだ歌は43首ですが、梅を詠んだ歌は110首とその数が物語っています。

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