湯葉を美味しく食べるには、乾燥湯葉はお湯で戻して、生湯葉はそのままでポン酢やワサビ醤油などで刺身で食べると良いです。トロトロした濃厚な豆乳の風味が美味しさを引立たせます。
市販されている湯葉は種類が多いので色々食べ比べができますが、ご自分で湯葉を作って食べるのはどうでしょう。
湯葉をご自宅で簡単にできる方法をご紹介します。
湯葉とは?
湯葉とは大豆の加工食品の一つで、豆乳を加熱した時にラムスデン現象によって液面に形成される膜を、竹串などを使って引き上げた布状の物で、植物性たんぱく質やカリウム、カルシウムなど栄養が豊富で、精進料理などによく使われる食材です。
よく牛乳を温める時にできる膜と同じような物です。
日本での湯葉は精進料理の食材として薬1200年前に最澄が中国から仏教・茶・湯葉を持ち帰ったのが最初と言われています。
湯葉は出来る順番から生湯葉、平湯葉、乾燥湯葉と色々種類がありますが、生湯葉が一番人気があります。
湯葉の作り方で一般的なものは、
①大豆を洗浄して一晩浸けます
②大豆を水と一緒にすり潰してドロドロの状態にします(これを呉といいます)
③呉を一気に炊き上げます
④炊き上げた呉をろ過袋に通して豆乳とおからに分離します。
⑤豆乳を釜に入れ加熱します
⑥温められた豆乳の表面に膜が張ります
⑦薄い膜を一枚一枚竹の串を使って引き上げます
⑧引き上げた湯葉を数時間自然乾燥されたら出来あがりです。
湯葉を簡単に作る方法は?
ご家庭で湯葉を簡単に作るには、大豆をすり潰して作ることから始める方法もありますが、最も簡単な方法は豆乳から作る方法です。
豆乳には豆汁を濾しただけの無調整豆乳と飲みやすい味や香りを調整した調整豆乳がありますので、味比べしてお好みの豆乳を使用すると良いです。
豆乳とフライパンだけで出来る簡単な方法は、
①小さめのフライパンに豆乳を入れ、極小の弱火で温めます
②湯葉の膜が張ってきたらそっと箸で引き上げます
③湯葉を器に入れてお好みでワサビ醤油などでいただきます
湯葉をご家庭で作るレシピは?フライパン派、ホットプレート派?
ご家庭ではフライパンで作る方法の他にホットプレートで作る方法もあります。
材料:無調整豆乳1リットル(お好みの量で) 刻みネギ ポン酢
①ホットプレートに豆乳を入れて140度で熱します。沸騰する手前で温度調整をします
②表面に湯葉ができたら箸で引き上げます
③刻みネギやポン酢でいただきます
ホットプレートの場合は、その場で湯葉を作りながら食べることができますが、1枚ずつ出来あがるのが、20秒から30秒かかりますので、他の料理も食べながらゆっくり作っていただきましょう。
フライパンは先に何人前か食べる量を作る方法で、ホットプレートは作りながら食べる方法です。
どっちが良いかはお好みの方法で。両方を試して食べるのも良いでしょう。
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