日常生活の中で歩いている時に、足指の付け根に痛みを感じたことがありませんか?
その足指のつけ根の痛みやしびれの症状が、何回も続くようだとモートン病の疑いがあります。
モートン病はそのままにしておくと、歩行に支障が出てくる足先の神経障害の一種です。
ちょっと怖いモートン病がどういう病気なのかをご紹介します。
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モートン病の症状と原因は?
症状
足の裏側で主に足指の中指と薬指のつけ根にしびれ、疼痛が生じます。
男女共に症状がでることがありますが、男性よりも女性の割合が多く見られます。
前足に体重をかけた時に痛みが生じて、靴を履いた時にさらに痛みが増大します。
重症になると炎症を起こして激痛が走ることがあり、指先の感覚が麻痺したり、知覚障害を起こすことがあります。
原因
足裏の骨や関節の動きを良くするクッションの滑液包が、繰り返される刺戟により炎症を起こし、指神経を圧迫することで痛みやしびれを生じます。
・足幅の狭い靴を着用することで、中足指間が狭まり骨や滑液包と指神経触れて痛みを生じます。
・女性の場合、ハイヒールやパンプスなどの踵の高い靴を使用したとき、前足部に体重がかかり、滑液包が炎症し、指神経を刺激します。
・外反母趾や偏平足などで、足のアーチ構造が正常でない場合も、つま先に負担がかかり炎症を起こすことが原因の可能性があります。
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モートン病の治療法は?手術はするの?
□治療法
・痛みを感じる場所を安静にするため、つま先に体重のかかる中腰の作業を控えます。
・ハイヒールやパンプスなど、つま先に負担のかかる靴を履くのを控えます。
・自分の足のサイズにあった靴を履きます。
・病院で診察を受け炎症を抑える薬を処方してもらい痛みを抑えます。
・痛みのある足指の関節をマッサージすることで、動きを良くし痛みを改善します。
・抗炎症作用のあるステロイド注射により、炎症を抑制します。
これらの治療法で三カ月程度経過を見て、改善効果のない場合は手術する可能性があります。
・直接痛みを生じている指神経の一部を撤去する。
・神経を圧迫している神経腫のみを切除する。
・足の神経を圧迫している深横中靱帯という靱帯を撤去する。
リスクとして手術を行った後で、しびれや知覚障害などの後遺症が残る場合があると言われています。
モートン病の治し方、靴選び、インソール、テーピングの効果は?
モートン病の予防や治し方に適した方法があります。
・靴選び・・・最も多い原因です。靴専門店などで相談しながら適正なサイズの靴を選びましょう。
最も効果があると思われる方法です。
・インソール(中敷き)・・・足本来のアーチ構造をサポートするものや外反母趾対策用などがあります。足指の骨配列のゆがみを矯正することが目的です。
・適正な靴とインソールの組み合わせで、予防と治療を兼ねることもできます。
・テーピング・・・テープを巻くことによって、足裏のバランスを整える治し方です。
基本的に医者に巻き方を教わるといいのですが、ネットでも情報を得る事ができます。
正しい巻き方でないと効果がない場合があるので注意が必要です。
手術による入院や後遺症のリスクを考えると、なるべく手術以外の治し方で治癒させたいものです。自分の足を大事にするために、適正な靴で歩く日常生活が一番です。
足指の痛みが続いたり異常を感じたら、まずは専門医に相談して早期治療が必要です。
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