身体がだるい、風邪をひいた、頭痛がするなど日常で健康に不安がある時があります。
大病院へ行って診てもらうにも待ち時間が長くかかるし、行くのは面倒くさいなと思ってそのままの状態にしておくと、いつのまにか重症になっていることもあり得ます。
そんな時にすぐ近くに信用のおける病院があると良いですね。
自分だけではなく、家族全員でかかりつけ医を決めておくと、ちょっとした病気の不安でも急病の時でも安心して診てもらうことができ、とても便利です。
かかりつけ医とは?どんな制度?いつから
かかりつけ医とは、日常的な診療や健康管理をしてくれて、病気になったときや健康に不安があるときに真っ先に相談できる身近な地域のお医者さんのことです。
病気の診療の他に、医療及び介護、福祉などの健康相談をしたり、病状により必要に応じて、適切な専門医や病院の紹介をしてくれます。
かかりつけ医制度の一部ですが、厚生省の事業の一環として今までの医療計画の見直しにより、大病院に集中する患者の分散や重病患者等の受診時間の短縮を図るため、最初の診療をかかりつけ医が行い、専門的な検査診察が必要な場合に大病院に紹介し適切な処置を受け、再度かかりつけ医が診療を続けるというものがあります。
既に多くの病院で各医療機関や団体が連携を取りながら実施しているものです。
かかりつけ医とは?メリットデメリットは?
メリット
・顔見知りの看護師や医師なので、リラックスした気分で相談ができる。
・大病院と比較すると待ち時間が短く、受診や通院も簡単にできる。
・大病院では予約が必要な検査も、すぐできることが多い。
・一人の医師に継続的に身体の状態を把握しているので、病歴や体質・生活習慣などを考えた診療を受けることができ、異変があると素早い対応をしてもらえる。
・家族を含めた健康管理の相談ができる。
・必要に応じて適切な専門医や病院と連絡や紹介をしてもらえる。
デメリット
・緊急・急病に対応できない可能性がある。
・必ずしも最新の医療や技術ではないこともある。
かかりつけ医の探し方!変更はできる?
探し方のポイント
・自分の生活サイクルに合っている近所の病院を探した方が良い。
・病院に関して、通院しやすいか、病院は清潔か、看護師などのスタッフに余裕があるか、いつも笑顔か、きちんと挨拶をするか、待ち時間はどのくらいかなどを自分の目で確かめる。
・実際に受診した人の体験や情報を参考として、信頼できる医師なのか確かめる。
ただし、人と人とのコミュニケーションですから、他の人との関係が良いから自分も良いかというと、そうとは限りません。またその逆もあります。結果は自分で判断しましょう。
・受診した時に自分と相性が良いか、不安や疑問に答えてくれて、何でも相談できる医師かを確かめる。
・医師と夜間でも連絡が取れるか、また相談にのってもらえるか確かめる。
・専門外の相談にも応じてくれるか、大病院への紹介状も出してくれるか確認する。
小児科・内科の病院は、赤ちゃんの頃から風邪をひいたときに通ったり、高齢者になって高血圧の薬を貰いに定期的に診断を受けたりする長くお付き合いする病院が多いですね。
変更はできる?
かかりつけ医の変更には特に決まりはありませんので、変更することは可能です。
患者は病院を自由に病院を選べるので、今までの病気の経過や治療内容などを書類にしてもらえば良いでしょう。
かかりつけ医は日常の健康を担う一生の付き合いになるかもしれないパートナーです。
信用できない、紹介状を書いてくれない、相性が最悪とかコミュニケーションが取れないような特別な理由がないのに、かかりつけ医をむやみに変更するのは、あまりおすすめできません。
変更を考えるなら十分検討してから結論を出しましょう。