ひじきと言えば、健康にいいイメージがありますね!
鉄分が豊富ということはご存じの方も多いと思います。
ひじきにはまだまだ知らない栄養もたっぷりのようです。
そんなひじきの栄養とその効能ついてご紹介していきます。
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ひじきの栄養とカロリー
ひじきといえば、貧血対策にいい、というイメージ通り、鉄分がたくさん含まれています。
100g当たり55mgもの鉄分を含んでいます。
これはなんと、鉄分を豊富に含む食材の代表であるレバー(鶏)の約6倍もの量に値します。
カルシウムを多く含むのもひじきの特徴です。
100gあたり1400mgを含有し、この値は同量の牛乳の約12倍にあたります。
また、ひじきの半分は食物繊維から成っています。
100gあたり43.3gで、同量のゴボウと比較すると約7倍もの食物繊維を含んでいることになります。
このほかにも、マグネシウムがアーモンドの約2倍の量を含むほか、ビタミンAといった栄養素も比較的豊富です。
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ひじきの栄養の効能 ヒ素が含まれるって本当?離乳食にも使える?
ひじきの代表的な栄養素のひとつ、鉄分は悪性貧血や冷え性、肩こりなどの解消に効能を発揮します。
ひじきが豊富に含むカルシウムには、骨を強くするので、子どもの成長を促すのはもちろん、骨粗鬆症の予防にも効果的です。
マグネシウムは、動脈硬化や心臓病、高血圧の予防や血糖値の改善に効果があります。
また、食物繊維は腸を綺麗にする働きがあり、便秘の予防・解消に役立つほか、肥満予防効果も期待できると言われています。
ビタミンAには皮膚を健康に保つ働きがあるので、ひじきには美肌効果にも期待ができるのです。
カルシウムや鉄分は、妊娠期や授乳期に不足しやすい栄養素なので、妊婦さん及び授乳婦さんにもおすすめの食材です。
貧血・肩こりの改善、ダイエットや美肌効果もあり、ひじきは女性にはとても嬉しい食材だったのですね!
栄養価の高いひじきなら、離乳食にも活用したいですね。
離乳食に使う時は、特にしっかりと水で戻します。
赤ちゃんが消化しやすいように、さらに柔らかく煮て、食べやすいように細かく刻んで使いましょう。
離乳食として食べさせるのは、大体9か月以降からが良いでしょう。
一方で、英国食品規格庁がひじきは無機ヒ素を多く含むため食べないようにという勧告を出しているのをご存知でしょうか?
これを聞くとひじきを食べることで健康被害があるのでは?と心配になりますね。
ですが、ひじきの無機ヒ素という成分は水に溶出しやすいことが分かっています。
たっぷりの水で30分以上戻し、2、3回水洗いをすることで含有量が1/3以下になります。
調理の際は、水戻ししてから使いましょう。
とはいえ、食べ過ぎは暫定的耐用摂取量を超える可能性があります。
ひじきは栄養を豊富に含む食材です。
上手に取り入れていきたいですね!
ひじきの保存方法
ひじきを調理する際は、乾燥ひじきを使う人が多いと思います。
開封前は、他の多くの乾燥食材と同様、直射日光、高温多湿を避けて常温保存で大丈夫です。
開封後は、密閉容器に移すか、あれば乾燥剤などと一緒にジップロックなどに入れて保存します。
この時も、冷蔵保存でなくてもかまいません。
スーパーで売られている生ひじきは、一度乾燥させたものを戻しているものです。
この生ひじきは冷凍保存が可能です。
生ひじきを冷凍するときは、殺菌のためにさっと下ゆでしてしておくと良いでしょう。
調理の際は、水で洗って戻すか、自然解凍して使います。
ひじきの定番料理といえば、煮物ですよね!
煮物にしてから、保存容器やお弁当用のアルミカップなどに小分けにして冷凍しておくと、
忙しい時も簡単に一品用意できますよ。