とても判別しにくい病気「うつ病性仮性認知症」は、
お医者さんでもその診断を誤るほど
とても判別が難しいとされています。
うつ病性仮性認知症とはどんな病気で、
症状の特徴にはどんなものがあるのか
ある程度把握しておく必要があります。
うつ病性仮性認知症とは?症状、物忘れや対処方法は?
「うつ病性仮性認知症」とは、
こうした病名があるとあたかも認知症の様に思いますが、
軽度の場合には”仮性認知症”と分類され、
原因には様々言われますが大きく2つに分けられます。
心因性精神疾患
外界からの強い精神的・心理的ショックが原因。
慢性的ストレス、長期精神的葛藤や欲求不満、
ノイローゼなど。
内因性疾患
主な精神疾患である精神分裂病(統合失調症)・躁うつ病といった
身体の内部で異常を来す原因不明の精神病。
高齢ともなるとうつ病であるにも関わらず、
認知症と誤診されやすい。
それというのも「物忘れ」という明確な行動が
うつ病性仮性認知症にも起きるからです。
「新型」とも呼ばれている様ですが、
つまり、高齢期に罹る”うつ病”であり、
通常の認知症と治療法が違い、
自律神経の乱れによるもので頭痛・食欲不振・睡眠障害
といった症状を引き起こすのが特徴とされています。
・便秘をすることが多い
・頭痛、肩こりに悩んでいる
・前より食欲が落ちて体重が減ってきた
・夜中に目が覚めて熟睡できない
・前より疲れやすくなった
こうした項目で2つ以上当てはまる場合は、
うつ性であるとされています。
うつ病性仮性認知症の予防、改善方法、若年は?
うつ病性仮性認知症の予防・改善には、
感情・注意・思考などの精神作用や随意運動を司る
前頭葉の血液の流れをよくすること。
前頭葉の血液の流れが悪くなると
引き起こされるとされているので、
予防は有酸素運動(散歩など)を行ったり、
川柳や俳句などといった知的刺激を与えたり
動いたり物事を考える様な事をするとよいでしょう。
また、うつ病性仮性認知症は若年で言われる事はなく、
脳萎縮が見られる場合には「若年性痴呆症」とされ、
それ以外の場合には心因性・内因性といずれかに分けられます。
うつ病性仮性認知症の病院は何科?検査や治療、薬は?
うつ病性仮性認知症ではないか?と疑われる場合には、
精神科や脳神経外科で受診となり、
脳血流検査などで発覚することがあります。
多くは脳の血流低下によって引き起こされている事が多いので、
的確な判断・治療が行えると思います。
治療においては、うつ病から起きている病の為、
主に抗うつ薬の使用とカウンセリングによる治療で
多くは回復の見込みが高いと言われています。
一過性のものとは言われておりますが、
きちんと改善を行わないと認知症リスクを高めるので
ただしい対処が必要となってきます。