海草とならび、低カロリーな食材として知られているこんにゃく。
さて、このこんにゃく、カロリーが少ないのは周知の事実ですが、果たして健康には良いのでしょうか?
あまり栄養があるイメージはないような…。
そんな疑問を解消するべく、
こんにゃくの栄養や効果にフォーカスを当てていきたいと思います。
こんにゃくにはどんな栄養素があるの?
こんにゃくのカロリーは100gあたり6.9キロカロリー。
その96~97%が水分から出来ています。
そして、それ以外の主成分となるのが「グルコマンナン」という水溶性の食物繊維なのです。
次にこの「グルコマンナン」が実際にどんな働きをするのか見ていきましょう。
こんにゃくの主栄養素「グルコマンナン」の効果とは?
生活習慣病を予防する
グルコマンナンには血糖値の上昇を抑制したり、
コレステロールを低下させる働きがあります。
そのため、動脈硬化や脂質異常症などの生活習慣病の予防に効果があると言われています。
また、糖分が体内に吸収されるのを遅くするので、
糖尿病の予防も期待できます。
血圧が高めの方にもおすすめの食材です。
便秘を改善する
豊富な食物繊維であるグルコマンナンは、
消化管ではほとんど消化されず、
腸内微生物により一部が
オリゴ糖へと変化します。
そして腸の動きを活発にすることで便通を促し、
便秘を改善してくれるのです。
満腹感を感じさせる
グルコマンナンは、
水を含むと粘り気が強い物質へと変化するため、
水分と一緒にこんにゃくを摂取すると
満腹感を強く感じます。
この性質を利用したダイエットクッキーや
ゼリーも市販されていますよね。
こんにゃくを妊婦さんや子供が食べても大丈夫?
このように、豊富な食物繊維、低カロリー、便秘に効果的、
そして安価に手に入ると魅力的な要素の多いこんにゃく。
カロリー制限をしているダイエット中の方や、
便秘になりやすい妊娠中の方にも強い味方ですよね!
ひとつだけ気をつけたいのは、
こんにゃくは消化が悪いために食べ過ぎると腸閉塞になる危険性があるということです。
また、糸こんにゃくやしらたきも腸内のひだひだに引っかかりやすいので、短く切って調理し、よく噛んで食べるようにしましょう。
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ダイエット中でもこんにゃくばかりを食べていると
栄養が偏ってしまうので、
ほかの食材と組み合わせて摂取するようにすると良いですね。
12~18ヶ月以降の乳幼児であれば、離乳食として使っても大丈夫。
ただ、噛み切れず消化しにくいので、
喉に詰まらせないように加熱して
小さく切ってあげましょう。