お鍋や煮物など、冬の季節には登場の機会が多いしらたき。
味がしみ込んだしらたきって、
おいしいですよね!
癖もなく、いろんな味付けに馴染むしらたきは、
ダイエットの味方でもあります。
でも、実はしらたきについてよく知らないという人も多いのではないでしょうか?
ここでは、しらたきのことを、ご紹介します。
しらたきのカロリーと栄養
しらたきは言ってしまえばこんにゃくを細くしたものです。
ですから、しらたきのカロリーも、
ダイエット食品の代表格のこんにゃくと同様低いです。
しらたき1玉200g当たり、12kcalほどです。
これは、しらたきが96~97%が水分でできているためです。
また、しらたきの特筆すべき栄養は、
カルシウムと鉄分です。
特にカルシウムはしらたき200g(1玉分)で、
1食あたり目安の70%弱を摂取できるほどです。
鉄分は、同様に30%以上を摂取できる量が含まれています。
もちろん、こんにゃくからイメージされる食物繊維も、
200gあたり5.8gとたっぷり含んでいます。
これは1日摂取目安量の25%近く含んでいることになります。
しらたきに含まれる栄養、その効果と効能
しらたきに豊富にふくまれるカルシウムは、
日本人に不足しがちな栄養素です。
体内のカルシウムのほとんどは骨や歯を作り、
残り1%ほどが血液や筋肉の組織にあります。
この1%が生命の維持や活動に重要な役割を果たしています。
血中のカルシウム量が減少すると骨からカルシウムが供給されます。
体内のカルシウムが減ると骨がスカスカになるというのは、
このためです。
鉄は、赤血球を作る栄養素です。
貧血の症状の軽減の効能があります。
そして食物繊維には、
消化が遅く腸の働きを活発にすることから、
便秘解消や体内の有害物質を排出する働きをします。
このため、腸ガンの発生を抑えたり、
血糖値やコレステロール値を下げる効果が期待できます。
加えて低カロリーなので、ダイエット効果は抜群です。
また、食物繊維は塩分の吸収を抑制するので高血圧の人には、
血圧を下げるのに効果的です。
似ている?しらたき、糸こんにゃく、マロニーの違いは?
しらたきも糸こんにゃくも、
こんにゃくの細いものです。
その違いは製法にあると言われています。
しらたきは、こんにゃく液を突いて細くしてから固めたものです。
一方、糸こんにゃくは固めてこんにゃくになったものを、
細くしています。
とはいえ、現在では製法の違いもあいまいになっています。
こんにゃくには海藻などを混ぜて、灰色っぽいものも多く、
しらたきに比べ、やや太めのものを、
糸こんにゃくとする向きもあります。
しかし現在は白いものも流通していますので、
糸こんにゃくと白滝の違いの区別はほとんどなくなっています。
最近では、関東ではしらたき、
関西では糸こんにゃくと呼ばれるという説が一般的な模様です。
ですから、しらたきと糸こんにゃくにに栄養やカロリーに、
大きな違いはないと言えます。
なんとなく似たイメージの「マロニー」とはどこが違うのでしょうか?
マロニー栄養やカロリー春雨との違いというページも書いています。
しらたき(糸こんにゃく)の原料は、
こんにゃく芋と水です。
一方、マロニーは主原料が「ジャガイモでんぷん」、
と「コンスターチ(トウモロコシでんぷん)」を配合したものと水でできています。
そのため、マロニーとしらたきのカロリーを比較すると、
マロニーのほうが高く、生マロニー200gで200kcalほどあります。
マロニーの主原料はでんぷんなので、
栄養成分の主たるものは炭水化物です。