料理は食材の切り方で、味わいが変わります。
食感が変わるのはもちろんのこと、
調味料の馴染み方の違いとは別に実際に「味」も変わるのだとか!
他にも花の形に切ったすると見た目もぐーんと良くなりますよね。
今回は、食卓への出番も多い
「にんじん」の切り方についてご紹介していきましょう。
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人参の切り方いろいろ 花形など飾り切りも!
ニンジンは様々の料理に使われるので、
その切り方も多様です。
例えば、
斜め切り、
輪切り、
半月切り、
いちょう切り、
薄切り、
色紙切り、
短冊切り、
拍子木切り、
角切り(5ミリ角だと「あられ切り」、
1センチ角にすると「さいの目切り」と呼びます)、
乱切り、
千切り、
みじん切りなどがあります。
オレンジの色が鮮やかな人参は飾り切りにしても、
お皿をかわいらしく演出し、
お料理が華やかになり重宝されます。
飾り切りでは、花形切りは良く目にしますよね。
梅の花を模した切り方です。
花柄の型で抜いてしまう方法もありますが、
包丁で切るには、まずにんじんを五角形の棒状に切ります。
そして各頂点と頂点の間に切り込みを入れたら、
五角形の頂点から切り込みに向かって花びららしく丸みをつけたらできあがりです。
花形以外にも、
風車のような形にする矢車切りや、
にんじんのグラッセの時によく用いられ、
ラグビーボールのような形に切り出す「シャトー切り」などもあります。
人参の料理別のおすすめの切り方 煮物編
人参を使った料理の定番と言えば、
カレーや肉じゃがなど煮物がありますよね!
ニンジンを煮て使う場合に多く用いられるのは「乱切り」です。乱切りは食材を不規則な形に切る切り方です。
繊維を斜めに切ることと、各面を大きくすることで、
火を早く通し、やわらかくすることができます。
乱切りのポイントは、なるべく大きさに同じくらいに揃えることです。
煮物でも肉じゃがは乱切りが一般的だと思いますが、
煮物によっては「輪切り」もあり、です。
輪切りはにんじんの丸い形を活かして0.5cm~2cmほどの厚さにする切り方ですね。
煮物のの場合は、ある程度の厚さがあるほうが適していると思います。
煮物にする際、乱切りにするか輪切りにするかは、
一緒に入れる食材の形に合わせて選ぶと良いでしょう。
にんじんの料理別のおすすめの切り方 鍋・炒め物・サラダ
彩りを良くするニンジンは鍋でも必須食材の一つです。
お鍋には薄めの輪切りのにんじんを良く見ます。
もちろん悪くないのですが、
水炊きのような薄味の鍋だと、ニンジン特有の匂いが気になる場合もあるかもしれません。
そんな時は、縦にピーラーで薄い帯状にするのもおすすめです。
繊維に沿った切り方をすることで、苦味やにおいが出にくくなります。
炒め物や生のまま使うサラダには、
千切りが歯ざわりも良いのでお勧めです。
同じ”炒める”料理でも、焼きそばやきんぴらに使う場合は各家庭の好みもあるかもしれません。
焼きそばの場合は、
麺と馴染ませたければ千切りに、
千切りよりも食べごたえを求めるなら短冊切りに、
色味の良さを生かしたいのなら半月切りや輪切りに、
といった具合です。
きんぴらなら、シャキシャキ感がある方がお好みなら千切り、
3~5mmほどの細切りすると千切りよりもっと素材の味を楽しめます。