カメムシは嫌な臭いを出すだけではなく、
農作物にも被害を及ぼします。
水稲では発生量が多く稲穂を吸汁するため、
褐色のシミができる斑点米発生の原因となり
品質を低下させてしまいます。
稲穂が出てくると、
カメムシは周辺の雑草からも水田内へと飛来してきます。
そのため農家ではカメムシ対策に、
殺虫効果と斑点米抑制効果のある
アルバリンなどの農薬を使用することもあるようです。
農薬の使用以外のカメムシ駆除には、
どのような方法があるのでしょうか。
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カメムシの駆除・唐辛子やハーブで?
家庭菜園で野菜を作る場合にも、
カメムシ対策が必要となります。
カメムシは畑の中だけで生息するのではなく、
回りの雑草からも飛来してきます。
枝豆やピーマン、茄子、トマトなど作物には注意が必要です。
無農薬で育てたい場合は、
忌避剤として唐辛子やハーブ類を使う方法があります。
カメムシは香りの強い植物を苦手としているそうです。
唐辛子やハーブ類を作物の近くに植えておくことで、
カメムシよけに効果が期待できるそうです。
他には、
唐辛子を水や焼酎で漬けた唐辛子エキスや、
ミントなどのハーブエキスを直接作物に吹きかけたり、
薄めた牛乳を散布する方法もあります。
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カメムシの駆除・瞬間冷却やスプレーで!
もしも室内でカメムシを発見した場合、
直接触らず殺虫剤などを使用して駆除して下さい。
カメムシに効果のあるものが各種市販されています。
殺虫剤を使うことに抵抗があるようでしたら、
瞬間冷却させるスプレーもあります。
ただし、ちゃんと冷却できず仮死状態ですと、
しばらくして動き出してしまいますので
しっかりと冷却スプレーを吹きかけてください。
室内に数多くのカメムシが発生した場合は、
バルサンを使って一度に駆除します。
それでも対処できない場合は、
カメムシ駆除を行っている業者に依頼する方法もあります。
普段からのカメムシ対策として、
ペットボトルを使った「罠」を用意しておくのはいかがでしょう。
まず、ペットボトルのキャップを外しておきます。
飲み口から下へと容器が広がったあたりを切って「じょうご」を作ります。
容器の下部分に「じょうご」をはめ込みます。
二つが外れないように、
接合部分をガムテープなどで留めておきます。
カメムシを見つけたら、
この中に誘導して中へ落とせば、
這い上がって出てくることはないそうです。
カメムシの駆除・ベランダに集まる場合は?
ベタンダにカメムシが発生するようでしたら、
市販されている吊り下げタイプの
忌避剤を使うのもいいかもしれません。
ベランダのスペースに余裕があるようでしたら、
ハーブ類の鉢植えを置いておくのも
効果が期待できます。
もしも、
カメムシが洗濯物についてしまった場合、
お勧めしたい駆除方法は、ペットボトルを使うことです。
ペットボトルのキャップを取り、
吸い口から中に入れます。
直接触ることなく、
カメムシを駆除することができます。
また、カメムシは触覚を掴めば臭いを出さないようなので、
掴んで取り除く方法でも駆除することができそうです。
ですが、こちらは慣れが必要となるようです。