便漏れの原因や治療方法!何科に受診する?切迫性便失禁・漏出性便失禁

※本サイトはアフィリエイト広告を使用しています。

頭を押さえる女性
便漏れ」はあまり耳にすることのない話ですが、
便失禁」とも言われ最近テレビでも取り上げられたりしています。

排便をきちんとコントロールできていない状態のことを指します。

スポンサーリンク

症状をさす言葉ですが、そもそも体のどこかに
トラブルが起きているために排便コントロールができないということになるのです。

高齢者に多い症状のように思われがちですが、
若い人でも悩まされている人も案外いるものです。

漏れてしまう便も下痢のような状態だったり・
固まっているものだったりします。

量も下着にシミがつく程度だったり
大量だったりと様々な形で症状が現れていることが多いものです。

漏れたことに気づかなかったりすることもあったり、
便意を我慢することができなくて
漏れてしまったりすることもあったりと、症状は様々です。

通勤や通学途中で便漏れが起こって困ったという話も珍しいことではないのです。

また、便だけでなくおなら(ガス)が漏れてしまうということもあります。

このような便漏れ(便失禁)・おならの悩みは他人に相談しづらい悩みなので、
一人で悩みを抱えているという人が多くいるようです。

原因や考えられる病気について

便漏れは大きく2つのタイプに分けることができます。

ひとつは便意を我慢することができない
「切迫性便失禁」です。

トイレに行きたいという便意を感じるものの、
トイレに行くまでの短い時間でも我慢することができずに漏れてしまうものです。

切迫性便失禁の原因は
力を入れて肛門を閉める筋肉(外肛門括約筋)の力が
衰えているために起こることが多いものです。

もうひとつは自分では全く自覚症状のない
「漏出性便失禁」です。

トイレに行ったときに下着についたシミをみつけて気がついたり、
肛門のあたりに違和感を感じて気づいたりというものです。
全く自覚症状がない症状です。

便漏れに悩む人の中には両方の症状の経験があるという人もいます。

原因としては
内肛門括約筋の機能低下・
出産による肛門の損傷・
直腸や肛門の病気や手術・
神経系の障害・
過敏性腸症候群
があげられます。

時にはなんの原因がなくても発症することもあります。

原因となる可能性のある病気には
脳卒中・糖尿病・認知症などがあがります。

そのほかには直腸がんの手術や痔ろう・裂肛といった
肛門の近辺の病気の治療のための手術後に起きることもあります。

スポンサーリンク

病院では何科を受診するのか

便漏れがある患者さんの中には何科に行けばよいのか?
わからずに悩んでいる人も多いようです。

場合によっては、歳のせいにされてしまって、症状があるにも関わらず
きちんとした治療を受けずに悩み続ける場合もあるようです。

何科に行けばよいかというと、
消化器内科・肛門科・泌尿器科・婦人科関連の症状なので、
これらの診療科目がある病院に行き聞いて受付で相談してみると良いと思います。

命に関わるような病気ではないために、
家族にも相談できずに悩んで入る人が多いこともあるものですが、
ほっておいても治るものではありません。

何科を受診するか迷うところですが、
おかしいと思ったら上記の科のいずれかを受診して相談することをお勧めします。

ネットで「便漏れ 専門外来 病院」などと打ち込むと
全国の病院を検索することもできます。

何らかの病気が原因で便漏れの症状が出ているということであれば、
原因となる病気の治療もしながら便漏れ対策をすることになります。

受診のときにはまずは問診でいろんな項目を質問されることになります。
日頃のお通じの状態・
便漏れの症状の状態(いつごろから始まったのか・便の状態・回数・おなら(ガス)も漏れるのか・おなかの痛みなどの症状・
血便があるかどうか、などです。
受診前にだいたいの項目についてまとめておき
メモを作っておくとスムーズに医者に伝えることができます。

女性の場合は出産経験の有無なども質問されます。

現在治療中の病気の有無・
服用している薬の有無・
消化器関係の治療歴やそれ以外の病気の治療歴なども
質問されます。

便漏れ対策について

便漏れは治す方法のある症状です。
きちんと治療すれば以前のように
外出したりすることも可能になりますから、
迷わずに病院へ行きましょう。

治療方法にはいくつかの種類があります。
受診後、医師との相談の上で選ぶことになります。

生活習慣の改善
骨盤底筋体操
薬を使用する
バイオフィードバック療法(骨盤底筋の活動をモニタリングしながら行う訓練)・
アナルプラグ(肛門用のタンポンを使って便漏れを防ぐ)
大腸の洗浄(大腸内に便をためないようにするため)
順行性洗腸法(手術で盲腸と皮膚をつなぐあなをつくって大腸を洗浄します)
肛門括約筋形成術
有茎薄筋移植術 ゆうけいはっきんいしょくじゅつ(足の筋肉を肛門の周囲にまきつけて肛門括約筋のかわりに肛門を締めるようにする手術です)
仙骨神経刺激療法 (排便に関連した神経を小型の装置で刺激し、症状の改善を図ります)

便漏れには尿漏れ対策パッドを使ったりする人もありますが、
便漏れにも対応しているものがあります。

女性の生理用ナプキンと同じようにトイレに行くたびに交換すればいいものです。
何より下着が汚れないということで、本人の気持ちも軽くなるようです。

いろいろと試して自分の体型や生活に合わせて使いやすいものを探してみましょう。

便漏れの予防はやはり生活習慣の改善が有効です。

日頃から適度に体を動かす・
特定の食べ物などで下痢をしたりしやすい人はそれを控える・
食物繊維をしっかりととれるバランスのいい食事を心がけるなどしましょう。

スポンサーリンク