昔から青梅には、毒があるので食べてはいけないという話を聞きますよね。
でも、スーパーなどでたくさん売っているのを見かけます。
一体、青梅は毒なんでしょうか。
それとも、食べても良いものなのでしょうか。
青梅の毒とはどういうものなのか、青梅を食べる方法には、どのようなものがあるのかをご紹介します。
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青梅の毒はどのような毒?
青梅は、梅の実成熟な実で見た目は緑色をしています。
この時期の梅を一般的に青梅と言っていますが、この青梅の時期の実や種には、アミグダリン(青酸配糖体の一種)という物質が含まれます。
アミグダリン自体には毒素はありませんが、食べて消化する過程で有毒なシアン化物(青酸カリとは違います)を発生させてしまいます。
そのため、大量に青梅を食べると呼吸困難やめまい、頭痛、けいれんなどの健康障害が起きるおそれがあります。
でも青梅に含まれる量はわずかなので、数個食べただけで中毒になることはありませんので、安心してください。
実を食べて危険なのは、成人で300個、子供だと100個程度です。
ただし、種の部分は実よりも、10倍から20倍のアミグダリンが含まれているので、食べないようにしましょう。
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青梅を犬が食べると死ぬって本当?
人に健康障害ができる量は大量なので、ほとんど心配はありませんが、注意しなければならないのはペットの犬が青梅を食べたときです。
犬も大量に食べなければ良いですが、人とは身体の大きさが違い、特に何個食べたかわからないとか、種ごと食べたときは要注意です。
青梅を食べたあとに、嘔吐や下痢、元気が無い、ふらついている、けいれんなどの症状が出たときはすぐに動物病院へ行って診断をしてもらいましょう。
食べた量によっては、死に至ることもあるので、犬が青梅を食べることの無いよう気を付けてくださいね。
青梅はどのように食べるの?青梅レシピは?
青梅も大量に食べなければ毒にはならないので、そのうち実が熟していくことや、ジャム、シロップ、梅酒などのほか、加熱加工することで毒抜きができます。
(青梅ジャム)
材料:青梅500g、砂糖250g(出来上がりは酸っぱいので、お好みで増やします)
①青梅を洗った後にヘタを取り、4時間ほど水に漬けておきます。
②お湯に青梅を入れ、加熱しながら時々混ぜ、実が崩れるほどまで煮詰めます。
③一度冷まして種を取り、再度砂糖を加えて弱火で煮詰めます。
ジャム状になったら出来上がりです。
鍋を下ろして冷やしましょう。
(青梅シロップ)
材料:青梅500g、砂糖200g
①青梅を洗った後にヘタを取り、布巾で拭いて冷凍パックに入れ1日冷凍室に入れます。
②鍋に水400cc、青梅、砂糖を入れて沸騰するまで加熱します。
③沸騰したら落とし蓋をして、弱火でトロトロ10分間煮て出来上がりです。
(梅酒)
材料:青梅1kg、氷砂糖1kg、ホワイトリカー35度1.8リットル、容器
①青梅を洗った後にヘタを取り布巾で拭いて、容器に詰めます。
②青梅の上に氷砂糖を乗せ、ホワイトリカーを加えます。
③1年程度、暗い場所で保管します。
我慢できない人は、半年位で味見をしてみましょう。
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