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次亜塩素酸水とは?効果や作り方、使い方は?次亜塩素酸ナトリウムとの違いは?

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バイキン

新型コロナの影響でアルコール消毒液が品切れ状態でしたが、少しずつ回復して今では店頭に並ぶようにはなりました。
しかし、またいつアルコール消毒液が品薄になるかは不明なので、その代用として自宅で作ることのできる次亜塩素酸水が、消毒液として注目を集めています。

その次亜塩素酸水の効果や、作り方、使い方をご紹介します。

また、次亜塩素酸ナトリウムとの違いや、キッチンハイターなどとの違いも解説しますので参考にしてくださいね。

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目次

次亜塩素酸水とは?その効果は?

次亜塩素酸水とは、食品加工などの分野で洗浄・消毒に使用される食品添加物です。

特殊装置で塩化ナトリウム水溶液、塩酸水を電気分解して作ります。
聞いたことがあると思いますが別名を電解水とも言い、食材や機械、器具等の洗浄消毒、手洗いなどの殺菌に使用されます。

食品添加物として使われているので、毒性がないことが確認されています。

効果としては、有効塩素濃度をきちんと規定通りにすると、サルモネラ菌、カンジダ、腸炎ビブリオ菌、黄色ブドウ球菌など食中毒を引き起こす多くの菌に対して、殺菌効果や不活化効果があります。

新型コロナウイルスに効果があるかについては、経済産業省の評価依頼を受けた(独)製品評価技術基盤機構から、令和2年4月15日、新型コロナウイルスに有効な可能性がある消毒方法の一つとして選定されており、手指の消毒方法として使われている商品もあります。

しかし有効性は現在も検証が継続中(検証結果は6月中に公表予定)で、令和2年6月上旬時点では、新型コロナウイルスに対する有効性は確認されていないと経済産業省は発表しています。
ただし、複数の専門家からは、新型コロナウイルスの不活化に効果が、別の検証で確認されたという意見もあり、見解が分かれています。

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次亜塩素酸水の作り方は?

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウム水溶液とは別物なので、作るときには間違えないようにしてくださいね。
次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈しても、次亜塩素酸水はできないですよ。

・材料:ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム(家庭プールや温泉の除菌で使われている商品で、80g~120gで市販されています)
・準備する道具:500mlのスプレーボトル、500mlのペットボトル(原液作成用)、ビニール手袋、ゴーグルなどの保護メガネ
①500mlのボトルに1000ppmの原液を作ります。
例えば商品0.8gと水500mlなどのように、商品の説明による濃度1000ppmになる商品の量と水500mlをしっかり混合します。

②1000ppmの原液を、使用用途の濃度に希釈して使用します。
500mlのスプレーボトルで、40ppm(希釈倍率25倍)は原液20ml+水480ml、200ppm(希釈倍率5倍)は原液100ml+水400mlなど。

次亜塩素酸水の使い方は?

使用濃度による次亜塩素酸水の主な使い方は、次のとおりです。
直接スプレーしたり、拭いたりして使用します。
加湿器による噴霧を国が禁止を呼び掛けているのは、次亜塩素酸ナトリウムの方です。
濃度が適正であれば、次亜塩素酸水は特に禁止されていませんが、効果は低いと言われています。

・40ppm・・・哺乳瓶の洗浄、ベビー用品、介護用品、ペットのエサ容器、カーテン、ドアノブ、手すり、こどもの玩具、枕カバーなどの消臭・除菌。

・80ppm・・・タバコの、リビング、家具、自動車内、靴下、ブーツ、下駄箱、ペットのトイレや寝床、トイレの床・壁などの消臭・除菌。

・200ppm・・・包丁、台所用品、シンクまわり、三角コーナー、まな板、キッチン布巾の消毒、浴室、エアコン周りなどの消臭・除菌。

・400ppm・・・排泄物消毒、吐瀉物消毒、トイレの便器内の汚れ、使用済みオムツ、カビ、生ごみなどの消臭・除菌。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムとの違いは?

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの特徴を比較したものは、次のとおりです。

・次亜塩素酸・・・生成:塩化ナトリウム水溶液などを電気分解。
酸性。
使用方法:スプレーや洗浄、直接拭いて使用する。
手荒れが少なく人体への影響も少ない。
商品としてそのまま使えるものがあります。

・次亜塩素酸ナトリウム・・・生成:キッチンハイターまたはハイター(台所用か衣料用にわけられていますが、ハイターの違いはありません)の原料となる塩素系漂白剤等を希釈。
アルカリ性。
使用方法:洗浄、直接拭く方法があります。
スプレーはなるべく避けます。
そのまま使うことはできないので、希釈する必要があります。

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