宴会などコース料理の中で、「火鍋」という鍋料理がブームとなり人気を集めています。
人気があるなら、ちょっと食べてみたいと思う方は多いと思いますが、初めて食べる方は火鍋というネーミングも気になるし、どんな鍋なのか不安ですよね。
そんな火鍋初心者の方に、火鍋とはどういうものかわかりやすくご説明します。
また、火鍋は自宅で味わうこともできるので、そのレシピも併せてご紹介します。
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火鍋とはどんな鍋?
火鍋は、日本語では「ひなべ」、中国語では「フゥオグゥオ」「ホーコー」と発音します。
起源は諸説あり、はっきりわかっていませんが、中国を中心にして普及した鍋料理です。
基本的には鍋を二つに仕切って、一つには豚骨や鶏などからとった辛くない白湯(パイタン)スープ、もう一つは唐辛子、山椒など辛い調味料をたっぷり使って辛くした赤い麻辣(マーラー)スープの2種類の味があるので、肉や魚介類、野菜などの具材をお好みのスープタレに入れて煮て食べます。
気を付けないといけないのは、あまりに辛くした麻辣スープを食べることで胃に負担がかかり、胃痛や重症では吐血することもあるということです。
消化器系が弱いと思う人は極端に辛いスープは避けましょうね。
火鍋を楽しむ、おすすめの場所は?
本場中国と同じような本当に辛い火鍋を食べたい方であれば、実際に中国へ行くのが一番ですが、日本人好みの味にアレンジしている場所であれば、横浜、神戸、長崎の日本三大中華街がおすすめです。
他にも有名なところでは、池袋(東京)、川口居留地(大阪市)、久米(沖縄)、西川口(埼玉県)などもあります。
中華街では中国各地の中華料理店があるので、それぞれの地方の特徴のある火鍋を味わうことができます。
自分自身の好みがあるので、何軒か中華料理店を周り、自分で味を確かめることをおすすめします。
中華街までは遠いという方なら、中国最大級の火鍋チェーン店「小肥羊(シャオフェイヤン)や「海底撈(ハイディラオ)」が日本でも店舗展開を行っているので、お近くにある場合は行って味を確かめてくださいね。
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火鍋を自宅で簡単に作るレシピは?
お店に行かないで火鍋の雰囲気を味わいたいと思う方なら、自宅で薬膳火鍋に挑戦してみましょう。
火鍋の素が無くても大丈夫ですよ。
火鍋用仕切り付き鍋もお手頃価格で購入できるので、作り方は次を参考にしてください。
材料(4人前):ラム肉400g~、白菜4枚、ネギ15㎝、シメジ100g、もやし1袋、ニラ1束、豆腐1丁、油揚げお好み、ラーメン(麺)、
白スープ:鶏ガラスープの素大さじ1杯、クコの実10g、松の実10g、キクラゲ5g、干しエビ大さじ1杯、紹興酒大さじ2杯、水1000cc
赤スープ:鶏ガラスープの素小さじ1杯、醤油大さじ2杯、酒大さじ2杯、塩少々、コショウ少々、唐辛子少々、花椒、にんにく3欠け、ショウガ1欠け、豆板醤大さじ2杯
①あらかじめ野菜や肉の材料を食べやすい大きさに切っておきます。ネギは輪切りにします。干しエビ、キクラゲは水で戻します。戻した干しエビ、にんにくはみじん切りです。
②フライパンにサラダ油を入れて温めてから、唐辛子、花椒、豆板醤、にんにく、ショウガ、ネギを入れ中火でサッと炒めます。炒めたあとは鍋の一方に移します。
③移した方に水、鶏ガラスープの素、醤油、酒、塩、胡椒を加えて中火で煮ます。
④もう一方には、水、鶏ガラスープの素、キクラゲ、干しエビ、紹興酒、クコの実、松の実を入れ、約5分煮ます。
⑤白スープ、赤スープの双方が煮だってきたら、それぞれお好みの野菜、ラム肉、シメジ、もやし、ニラ、豆腐、油揚げを入れてください。
⑥肉、野菜、きのこが柔らかくなったら、出来上がりです。
余ったスープで麺を茹で、しめのラーメンがうまいですよ。