冬の定番料理と言えば、「お鍋」ですよね。
お鍋ひとつで手軽、しかもいろんな食材が食べられるのでついつい冬は鍋ばかり!という方も多いのではないでしょうか。
お鍋の種類はさまざまあれど、お鍋の基本は何と言っても「おだし」ではないでしょうか。
最近では色々なダシがあって色々なお鍋が楽しめるようになっていますよね。あなたはどんなダシが好きですか?
おだしさえ押さえれば、アレンジを利かせてもおいしくできると思いますよ。
鍋の基本は昆布だし
基本中の基本で、最低これだけでも十分なお鍋のおだしと言えば何と言っても「昆布だし」です。
食卓に上る機会も多く大好きな人も多いだろうお鍋と言えば「水炊き」や「しゃぶしゃぶ」ではないでしょうか?
これらはは昆布だしさえ取ってしまえば、あとは具材を入れていくだけ。
昆布だしを押さえれば美味しくできたも同然です。
でも、逆に言えば出汁のとり方がちゃんとできていないとせっかくの料理の味が残念なコトになってしまうのです。
簡単な昆布だしの作り方は、まず昆布の表面のほこりを乾いたふきんかキッチンペーパーでふき取ります。
鍋に昆布を入れ、さらに水を入れます。
そのまま1時間ほど置いたら、中火にかけます。
沸騰する直前に昆布を取り出して、完成です。簡単ですね。
放置時間があるので、少々時間がかかります。
少しでも早くだしを取りたいときは、昆布に切れ込みを入れたり、小さく切ってしまうとだしが出やすくなります。
しょうゆと味噌味のだしの作り方
寄せ鍋やちゃんこ鍋などはしょうゆベースか味噌ベースが一般的かと思います。
醤油味のお鍋なら昆布だしまたは関東の方なら鰹やいりことの合わせだしにお醤油とお酒やみりんを加え味を調えます。
お野菜やきのこ類、お肉、お魚からおいしいエキスが出るので、薄味で仕上げるのがおすすめです。
または、めんつゆを使えばだしもすでに入っていますし、味の調整もされているので、具を入れるだけでおいしく出来上がります。
少し甘いかな、と感じたらお塩や薄口しょうゆで好みの味に仕上げればOKです。
味噌鍋は味噌でこくが出るので昆布だしをベースに合わせ味噌、酒、みりんなどを加え、しょうゆや塩で味を調えます。
味噌はしっかりとした味のものが味噌鍋には合います。
味噌は味がだるくなりがちなので、にんにくや一味唐辛子を足すと味が締まります。
昆布だしにこだわらずとも、ほんだしやしょうゆベースなら中華風だしでも良さそうです。
関西風の鍋のだしの作り方
関西風のお鍋を楽しみたいなら、「うどんすき」なんていかがでしょう?
関東では名前は聞くけれど、それほど馴染みはないのではないでしょうか。
うどんすきはうどん入りの寄せ鍋といったお鍋です。
こういうと俄然親近感が持てますね!
関西風のお鍋はだしの効いた上品な味が特徴です。
だしは濃いめにしっかりと!がポイントです。
だしはもちろん昆布だしです。
関西風のおだしにするには薄口しょうゆも必須です。
昆布だしと薄口しょうゆ、みりんでお鍋のだしを作ります。
濃いめのだしにこれらを入れて、ひと煮立ちさせ塩で味を調えればだしは完成です。
うどんも具のひとつ、〆はごはんで雑炊にすれば優しく上品なおだしを全部平らげられますね。
ヒルナンデスっていうお昼の番組で紹介されていたうどんすきもだしが美味しいと評判です。
コンソメ、トマト、カレー、豆乳、色々な味の鍋のおだし
これまでの定番鍋以外にも、最近では、コンソメとトマトベースの「トマト鍋」、和風だし×カレーの「カレー鍋」、中華だし×豆乳の「豆乳鍋」などが定番になりつつある変わり鍋ですよね。
ほかにも鶏がらスープで作る「餃子鍋」や鶏がらスープ×酢の「酸辣湯鍋」、チキンスープとホワイトソースをベースにチーズを加えた「チーズ鍋」というものまであるそうですよ。だしのバリエーションが増えると具材をすこし変えたりするだけでレパートリーが際限なく広がりそうです。