日本人の食生活の中に、しっかりと根付いているチーズですが、実際にどんな食べ物なのか分からない方もいると思います。
そこで、チーズの種類と栄養成分、食べ方について、簡単にご紹介します。
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チーズとは?チーズにはどんな種類があるの?
チーズとは、牛やヤギ、ヒツジなどの乳を原料として、乳酸菌や酵素(レンネット)を添加させたものから、凝固させた固形成分(カード)と液体成分(ホエー)に分離し、乳酸菌やカビなどの微生物で発酵・熟成させた乳製品の一つです。
チーズは1,000種類以上あると言われますが、大きく分けるとナチュラルチーズとプロセスチーズの二つに分けられます。
・ナチュラルチーズ・・・牛乳などから直接作られ、菌による発酵が進み続けているチーズで、時間が経つと味がどんどん変わっていくのが特徴です。ナチュラルチーズとしてカマンベールやモッツアレラチーズが人気です。
・プロセスチーズ・・・一度作られたナチュラルチーズを再加熱して溶かし、再度乳化剤を添加して固めます。
溶解時に加熱殺菌することで発酵が止まり、長期保存が可能で時間が経っても、味がほとんど変わらないのが特徴です。加工が簡単で、様々な形や味付けができます。
スライスチーズやさけるチーズが人気です。
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チーズにはどんな栄養成分があるの?糖質制限中でも大丈夫?
チーズの栄養成分について、まとめたものをご紹介します。
(文部科学省食品データベース 100g当たり 主な栄養成分一覧)
・ナチュラルチーズ(カマンベール)・・・
カロリー310Kcal、
たんぱく質19.1g、
脂質24.7g、
炭水化物0.9g、
ナトリウム800mg、
カリウム120mg、
カルシウム460mg、
マグネシウム20mg、
ビタミンB20.48mg、
葉酸47μgほか。
・プロセスチーズ・・・
カロリー339Kcal、
たんぱく質22.7g、
脂質26.0g、
炭水化物1.3g、
ナトリウム1,100mg、
カリウム60mg、
カルシウム630mg、
マグネシウム19mg、
ビタミンB20.38mg、
葉酸27μgほか。
栄養成分の中でも、脂質とカルシウムは食品の中でもトップクラスです。
脂質は細胞膜や神経組織などの構成成分として重要で、効率の良いエネルギー源と言われています。
チーズの乳脂肪は、燃焼型の脂肪で消化しやすいと言われています。
カルシウムは骨量の維持や健康な骨と歯を作り、血液の凝固や心機能・筋肉の収縮等に関わります。
チーズの豊富なカルシウムは、脂肪代謝を向上させ太りにくい体質になることが知られています。
糖質は炭水化物から植物繊維を除いたもので、糖質が不足すると疲労感や集中力が落ちることがあります。
過剰に摂取するとエネルギーとして消費されなかった糖質は、中性脂肪として蓄積してしまいます。
しかしチーズは糖質がほとんどないので、糖質制限中でもおやつとして最適の食物です。
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チーズのおすすめの食べ方を教えて?
チーズの食べ方について、ハード・セミハードの2種類を、ご紹介します。
・ハードタイプ・・・製造過程で水分(38%以下)を少なくした大きくて重量(20kg以上)があり、硬質で濃厚な味です。エダム、エメンタール、コンテ、チェダー、ラクレットなどがあります。
ハードタイプの中で代表的なチェダーチーズの食べ方は、お好みの大きさにカットしておやつで食べたり、スライスしてサンドイッチやトーストに良いでしょう。小さなサイコロ型にしてサラダに入れても、美味しいですよ。
・セミハードタイプ・・・製造過程で水分(38~46%)を少なくした比較的硬いチーズです。ナチュラルチーズの中でも、保存性が高いので日本でも人気のチーズで、くせが無く食べやすい味です。ゴーダ、サムソー、カンタル、マリボー、モルビエなどがあります。この中でゴーダチーズの食べ方は、チーズをお好みの大きさにスライスしてパンと一緒に加熱すると溶けるので、ピザのように食べることができます。そのまま食べても美味しいし、ピザのトッピングに加えることもできます。チーズを食べるのが初心者の方や苦手の方でも、おすすめできる味のチーズです。
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