家庭の食卓でも居酒屋でも、刺身は大人気の食べ物です。活きのいい刺身は、お酒の友にもご飯の友にもとても美味しくいただけます。
和食の代表ともいえる刺身には、食べ方にマナーがあります。
正しいマナーに従って、たまには気取って優雅に刺身をいただきましょう。
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刺身の正しい食べ方を教えて?「つま」と「けん」は違うの?
和食マナーに基づいた刺身の食べ方には、その仕草に美しさを感じる方も多いでしょう。
・盛り合わせの場合、刺身は盛り付けを乱さないように取ります。
・取る順番は、いかや白身魚など淡白なものから、徐々に味の濃い物にします。
・わさびは、直接刺身にお好みの量を少量のせてから二つ折りし、醤油皿の醤油を少量つけてから食べます。
・醤油が垂れないように、醤油皿を持ちあげて、醤油につけても構いません。
・刺身は基本的に、左手前から反時計回りに食べます。
和食料理の刺身では、食べる順番に並んでいることが多いです。
・山盛りや舟盛りの場合は、必ずしも順番通りではないので、これと言った決まりはないので、お好みで食べても良いでしょう。
刺身皿には、刺身の他に「つま」や「けん」と呼ばれるものが乗っています。その意味は、
・つま・・・刺身の添え物の総称で、わさび・生姜・大根・人参・青じそ・パセリ・アカタデ・わかめ・ニンニク・花穂・食用菊などがあります。
・けん・・・つまの一種で、大根・きゅうり・人参などを細かく千切りにしたものです。
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刺身のつまは、食べてもいいの?体に害はないの?
つまは、飾り付けのためではなく、口直しとして口の中をさっぱりさせてくれます。
そしてつまには、盛り付けを綺麗に見せる、生臭みを和らげる、消化促進の効果があります。
全部残さず食べなければならないということではありませんが、お好みで刺身と共に食べても、マナーとしては問題ありません。
居酒屋などで、刺身のつまが使いまわしではないかという話は良くありますが、大根などのつまは安価で大量に購入しています。
わざわざ使用したつまを洗うとか、盛り直す方が手間がかかります。
また、使いまわししてまで、食中毒が発生するリスクを負う必要はありません。
スーパーなどの刺身についている大根も、漂白剤で白くしているとの話しもあります。
しかし、大根は元々白く漂白する必要は無く、食品衛生上の食べても問題の無い薄さで消毒しているものです。
つまの大根が人体に害があれば、つまと一緒の刺身も食べることはできないのではないでしょうか。
刺身の消費期限など適切に食べることで、問題ないと言われています。
刺身を食べる時のマナー違反を教えて?
・手皿で受ける・・・刺身の醤油が垂れるのを、手のひらで受けてはいけません。
手が汚れるのと更に膳やテーブルを汚しかねません。醤油皿や小皿で受けましょう。
・わさびを醤油で溶かす・・・ほとんどの方が行っているマナー違反です。
わさび本来の味や香りを損ないます。
また、和食を食する時に混ぜることは、基本的に良くないと言われています。
・醤油を直接かける・・・刺身にかける醤油の量が調節できず、思わずかけすぎて刺身の美味しさを、台無しにする可能性があります。
刺身皿で醤油は少量で、刺身の風味を味わいましょう。
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