フルーツ売場でパイナップルを見ると、その派手な色や形に思わず見とれてしまいます。
割って食べてみると黄色の実が、ちょっと甘酸っぱくて刺激があります。
そんなパイナップルには、どんな栄養が含まれているのでしょうか。ご紹介します。
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パイナップルの栄養価は?どんな効果効能があるの?
パイナップル(生)の主な栄養価 100g当り 文部科学省食品成分データベースより
カロリー53kcal
たんぱく質0.6g
脂質0.1g
炭水化物13.7g
カリウム150mg
カルシウム11mg
マグネシウム14mg
鉄0.2g
βカロチン37μg
葉酸12μg
ビタミンC35mg
植物繊維1.2g
ブドウ糖1.6g
果糖1.9g
ショ糖8.8g
クエン酸0.6g
パイナップルの栄養成分には、ブドウ糖、果糖、ショ糖などが約12g以上含まれ、クエン酸と絡み甘酸っぱい独特の味を醸し出しています。
ブドウ糖は、脳の唯一のエネルギー源で、脳を活性化させることで集中力を高めます。
また体内の主要なエネルギー源でもあり、疲労回復にも効果があると言われています。
生のパイナップルには、プロメインというたんぱく質分解酵素が含まれており、肉を柔らかくし消化吸収を高めて、胃や肝臓の負担を軽減する働きをします。
ただし、加熱したり、煮て作られた缶詰のパイナップルには効果がないようです。
ビタミンCには、抗酸化作用による老化予防やメラニン色素の抑制や美白作用などの美肌効果も期待されます。
植物繊維には、整腸や体内の有害物質の排出や排便を良好にし、便秘解消にも良いでしょう。
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パイナップルの生と缶詰、栄養あるのはどっち?
生と缶詰を主な栄養価で比較すると
缶詰が多い栄養価は、カロリー84kcal・炭水化物20.3g・鉄0.3g・糖分などです。
生と比較して少ない栄養価は、
カリウム120mg(0.8倍)・
カルシウム7mg(0.6倍)・
マグネシウム9mg(0.6倍)・
葉酸7μg(0.6倍)・
ビタミンC7mg(0.2倍)・
植物繊維0.5g(0.4倍)などです。
また、缶詰は加工する時に加熱をするため、酵素やβカロチン、クエン酸は失われます。
パイナップルの場合は、缶詰よりも生で食べるほうが、栄養があると考えても良いと思います。
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パイナップルは妊娠や妊娠中でも食べていいの?
パイナップルは、疲労回復、食欲増進、便秘解消など妊娠や妊娠中の方のトラブル予防に良い栄養素が豊富に含まれています。
また、胎児の正常な生育や赤血球・細胞の新生に不可欠な葉酸も豊富で、妊娠・授乳中にオススメできる果物だと思います。
妊娠している時に、パイナップルを食べると流産や陣痛になりやすいというウワサがありますが、
医学的な根拠がなく、証明されているわけではないので、心配はいらないと言われています。
ただし、パイナップルを食べた時注意することは、たんぱく質分解酵素により、舌の粘膜を刺激することや糖分の摂り過ぎによる肥満、生活習慣病につながる恐れがあることです。
甘酸っぱくて美味しいからといって、食べすぎには注意しましょう。
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