おせち料理は歴史が古く、五節句を祝う時の料理すべてを言ってましたが、現在では主としてお正月料理を指すようになりました。
おせち料理は様々な縁起物の料理を重箱などに詰めて食するのですが、その料理の中にひと際黄金色の料理があります。
その料理の名前は、「栗きんとん」!
「栗きんとん」とはどんなものでしょうか。お答えしましょう!
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栗きんとんのおせちの意味や由来は?岐阜県名産の和菓子との違い
岐阜県の名産品に栗きんとん(栗金飩)がありますが、こちらは栗に砂糖を加えて炊き上げ、、茶巾絞りで栗の形にした和菓子です。
おせち料理の栗きんとんとは形と色が違います。
おせち料理の栗きんとんは、栗やサツマイモを主とした餡で作られ、濃厚な粘り気があり非常に甘い料理です。
おせち料理の中で紅白かまぼこ、昆布巻、魚の甘露煮などと共に口取りの一つで縁起物と言われています。
栗きんとんを漢字で書くと栗金団となります。
栗は日本中にある山の豊富な幸であり、勝ち栗という言葉があるように古来から縁起の良い食材として好まれてきたものの一つです。
金団は金の団子とか金の布団という意味で、金塊、黄金、金の小判など金銀財宝や商売繁盛、勝負運、金運をもたらす大変縁起の良い料理と言われています。
その縁起の良い二つを合わせた栗きんとんは、見た目の美しい黄金の色合いもあり、おせち料理の定番料理として現代でも親しまれている料理となったものです。
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栗きんとんの栄養やカロリーは?
一般的な栗きんとんは、主として栗の甘露煮、サツマイモ、甘露煮のシロップ、調味料類で作られています。
栗の甘露煮とサツマイモの栄養成分をみると
栗甘露煮100g当り 文部科学省食品成分データベースより
カロリー 240kcal カリウム 75mg カルシウム 8mg マグネシウム 8mg βカ
ロチン 24μg 葉酸 8μg ビタミンC 0mg 植物繊維 2.8g
サツマイモ(ゆで)100g当り
カロリー 135kcal カリウム 480mg カルシウム 36mg マグネシウム 24mg βカ
ロチン 29μg 葉酸 50μg ビタミンC 29mg 植物繊維 2.3g
栗きんとんの1人前を仮に栗3個(60g)、サツマイモ(70g)とすると約237kcalになり、100g換算だと約180kcalです。
これにシロップなどが加わるのでもう少しカロリーは高くなると思います。
食べすぎには要注意ですね。
生栗の時の多くの栄養は、甘露煮になることで減少しますが、その分をパートナーのサツマイモが補ってバランスの良い食べ物になっています、
カリウムやカルシウムが豊富にあるので、高血圧予防やむくみを防ぎ、ストレス解消や動脈硬化、骨の強化、便秘の改善に効果があると思います。
栗きんとんの簡単な作り方!本格レシピは?
共通した主な食材は、栗甘露煮、サツマイモ、みりん、甘露煮のシロップ、塩など。
必要に応じて砂糖を加え、さらにクチナシの実を入れることで、黄金色に染まります。
本格的な作り方は、レシピ本やインターネットのレシピ情報を参照してほしいと思います。
簡単なイメージとしては、
①水にさらしてあったサツマイモを、被る位の水とクチナシの実を加え煮込みます。
②サツマイモが黄金色に染まったらクチナシの実を取り除きます。
③柔らかくなったサツマイモをざるに上げて水気を切り、鍋にもどして細かく潰します。
④シロップ、味りん、塩などを加え混ぜながら煮込みます。
⑤栗甘露煮を入れ、ゆっくり煮詰めて火から下ろします。
⑥パットなどに広げて冷まして照りが出てきたら、甘くておいしい栗きんとんの出来上がりです。
栗きんとんの作り方には各家庭の味があります。
色々な味を試してみるのも楽しいですよ。
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