ごぼうは見た目は地味な食材でシャキシャキした歯触りは独特です。
栄養面では低カロリーですが植物繊維を豊富に含み、イヌギン、アルギニンやミネラル成分が多いので、整腸、発がん抑制、便秘、腎臓機能強化、お肌のトラブルなどに効果があります。
昔から食べると精がつくと言われているごぼう。
そのごぼうが、おせち料理の常連となり関わっているのはなぜでしょう?
おせちとごぼうの関係を紐解きましょう。
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おせちのごぼうの意味や由来、いわれは?
ごぼうは細く長く地中にしっかり根を張るので、家の基礎が堅固であることを祈る縁起の良い食材として様々な料理に使われている野菜です。
煮しめ、筑前煮やたたきごぼう、牛肉の八幡巻などが有名です。
たたきごぼうは、豊年の象徴である瑞鳥を表し豊作と息災を願うもので、ごぼうの黒い色は邪気を払うという意味があります。
八幡巻きはごぼうの巻物料理として知性と教養を象徴するものです。
お正月のおせち料理を飾るのには、当然ともいうべき食材でしょう。
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おせちのごぼうの肉巻きや煮物の作り方やレシピは?
おせちのごぼう料理の肉巻き(八幡巻き)は、ごぼうの原産地として有名な八幡の地名から名付けられたものです。
八幡巻きはごぼうを芯にしてウナギや穴子を巻いて焼いたものですが、現在では他の魚や牛肉、鳥肉を使うことが多くなりました。
ゴボウの牛肉巻き
ごぼうの牛肉巻きは
①ごぼうの皮を剥いて15㎝の割箸位の太さに切り、酢水に漬けあく抜きをした後、水にさらします。
②さらしたごぼうを水または米のとぎ汁で15分位煮て、軟らかくなったらザルにあげて塩を少々振ります。
③広げた牛肉の端にごぼうを乗せてくるくると巻きます。
④フライパンで巻いた肉を転がしながら焼いて、調味料(醤油、砂糖、味りん、酒など)を加え、調味料の汁気がなくなるまで煮詰めたら出来あがりです。お好きな幅で輪切りにしましょう。
ごぼうの煮物
ごぼうは筑前煮などの具材に使いますが、ごぼうだけの煮物として
①ごぼうを洗って約1㎝幅の斜め切りしたものを、約5分茹でてザルにあげます。
②鍋にごぼうと調味料(水、ほんだし、砂糖、醤油、みりんなど)を入れて蓋をして15分程煮ます。
③その後一晩置いたあと、食べるときに一煮立ちさせて冷したら出来あがりです。
おせちのごぼうのたたきや酢漬けの作り方やレシピは?
ゴボウのたたきの作り方
ごぼうのたたきは、軟らかく煮たごぼうを延べ棒などで叩き、繊維を潰して調味料の味をしみ込ませた料理です。
①洗ったごぼうの皮を剥き、5㎝程度に切り水にさらして灰汁抜きをします。
②灰汁抜きしたごぼうを沸騰したお湯で10分程煮て、茹であがったごぼうを軽く叩きます。
③多少形が崩れたごぼうに、調味料(醤油、だし、砂糖、白ごま、みりんなど)を混ぜ合わせたら出来あがりです。
ごぼうの酢漬けの作り方
①洗ったごぼうを四つ割にして5㎝位の長さに切って、酢水にさらします。
②鍋にお湯を沸かし水気を切ったごぼうを入れて8分程度茹でます。
③混ぜ合わせた調味料(醤油、酢、砂糖、白だし、白ゴマ等)に茹でたごぼうを入れ混ぜます。
粗熱が取れたら出来あがりです。
ごぼうはポリフェノールであるクロロゲン酸が豊富であり、おせち料理以外にも天ぷら、キンピラ、サラダなど色々なレシピが発表されています。
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