秋野菜で冬が旬の「蓮根」。
これからがおいしい季節です。
秋の出始めの新レンコンは柔らかくあっさりとしているのできんぴらなど炒め物に向いています。
旬を迎えるころには粘り気が増し、甘みが出てくるので煮物などにするとがおいしく頂けそうですね。
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レンコンのカロリーは?太りやすい野菜?
おいしいと食べ過ぎてしまい、今度は心配になるのがレンコンのカロリーですね。
れんこんのカロリーはどのくらいなのでしょうか。
レンコンは葉物野菜や大根などの他の野菜よりはカロリーが少し高いといえます。
これは、蓮根の主成分が炭水化物・糖質のためです。
とは言え、野菜にしては炭水化物の量が多いというくらいで、芋類と比較すると気にするほどではないと言っていいでしょう。
具体的には、レンコンのカロリーは100gで68kcal、サツマイモ100gで134kcalです。
炭水化物といえばお米!お米に至っては、100gで356kcalです。
このように比較してみるとレンコン自体のカロリーはそれほど気にしすぎることはなさそうです。
糖質制限ダイエットを一生懸命やっている人は控えるようにということを本で読んだことがありますが、その他の人は、安心してたくさん食べられますね!
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レンコンの栄養は?食物繊維だけ?
レンコンを食べるからにはどんな栄養素が含まれているのかも知っておきたいところです。
れんこんに含まれる栄養素がどんな効果があるのかも押さえておきたいですね。
レンコンに非常に多く含まれているのが、ビタミンCです。
過熱に弱いビタミンCですが、レンコンがでんぷん質が主体のために過熱しても栄養価を損なわずに摂取できるのがレンコンに含まれるビタミンCの特徴です。
ビタミンCには疲労回復や風邪予防、老化防止や美肌効果、発がん性物質発生の抑制などの効果があります。
また、レンコンの粘り気のもと「ムチン」は粘膜を保護する働きがあるので、弱った胃腸の保護や修復し胃もたれや胸焼けを改善するのを助けます。
でんぷんや食物繊維を多く含み、便秘改善や体を温めるなど、レンコンが含む栄養素はさまざまな効能を発揮します。
ちなみにれんこんの薬膳・漢方での効能は?という記事も書いています。
蓮根の妊婦さんや産後ママに嬉しい栄養と効果は?
妊娠中や産後の女性にありがたい効果がレンコンにあるのはご存知ですか?
妊娠中のトラブルとして「便秘」があります。
お腹が大きくなって腸が圧迫されるため便秘になりやすくなるのですが、妊娠中に市販薬を飲むのは妊婦さんの気持ちとしては避けたいところ。
食物繊維が豊富なレンコンは便秘の解消に効果的なお野菜です。
産後のママにも嬉しい効果があります。
産後1カ月ほどは悪露で貧血になりがちです。
また授乳期間中も鉄乏性貧血になることも少なくありません。
れんこんには食物繊維のほか鉄分も豊富に含む食材なので、貧血の解消が期待できるのです。
また産後の悪露が続く場合、子宮の回復が遅れていることも考えられます。
これについても、レンコンの「ムチン」が粘膜の回復や止血をサポートする働きをしてくれます。
レンコンは根菜ですので、根菜に共通する血行を良くし、体を温める効能があります。
悪露の回復のほかに、お乳の出を良くする効果もあるとされます。
れんこんはまさに、妊娠中から産後ママまで、ママを助けてくれる頼もしい野菜と言えますね。