以前はキャンプと言えば夏が主流でしたが、現在では夏だけではなく冬のキャンプも人気があります。今やアウトドアは季節を選ばず、オールシーズンで行う人も増えてきたようです。
そのキャンプの中で必需品なのが寝袋ですよね。
性能の良い寝袋があれば、冬のテントの中でも快適な睡眠ができますよ。
今回は、冬やオールシーズンに最強と言われるおすすめの寝袋をご紹介します。
これから、寝袋を買おうとしている方は参考にしてくださいね。
寝袋を選ぶポイントは?
キャンプでテントのお泊りのときには寝袋が必需品ですが、値段が安いからこれでいいやとよく性能を考えないで購入すると、後で後悔することが非常に多いですよ。
例えば冬に薄い寝袋で寝た場合、あまりの寒さで震え、眠ることもできないとなると、キャンプどころではなくなってしまいます。
そこはしっかりと、寝袋の性能を考えてしっかり選びましょう。
寝袋の形と大きさ
寝袋の形で主なものは次の2種類ですが、それぞれ特徴があります。
①マミータイプ
- 脚先から頭まで身体全体を包み込むような、ミノムシのような形状です。
- 手足を自由に伸ばすことはできません。
- 体にフィットするので、窮屈な印象を受けます。また窮屈に感じる人もいます。
- 保温性は優れています。
- 軽量でコンパクトなのが特徴です。
- 携帯性がよく、秋から冬にかけて使用する人や登山などに向いています。
②封筒タイプ - 封筒のように長方形に畳んだような形状です。
- 幅があるので手足を伸ばすこともでき、窮屈な感じはしません。
- サイズが大きい分重くなります。
- 空間的な余裕がある分、体感温度はマミー型よりも劣ります。
- 寝袋の大きさが気にならない人や春から秋にかけて使用する人向きです。
中綿の種類
①ダウン
- 軽量でコンパクトに収納が可能です。
- 羽毛独特のフワッとした感覚で、保温性は高いです。
- 水や湿気には弱く、保管する時カビやダニに注意が必要です。
- 化学繊維と比較すると高価です。
- 暖かく軽く、寝袋を丁寧に扱える人向きです。
②化学繊維 - ダウンよりは重量は重いです。
- 化学繊維はポリエステル、ナイロンなどが多く、水に強いのが特徴です。
- 手入れや保管が簡単ですが、保温性はダウンよりも低いです。
- ダウンと比較すると低価で手に入ります。
- 寝袋の手入れや重さを気にせず、低価な寝袋で良い人向きです。
快適使用温度
寝袋の入り方は周りの温度によって、下半身だけを入れる、首までを入れる、息ができる状態で頭も入れるなどによって調整することはできます。
ただし、快適に使用できる温度をしっかり確認しないと、寒くて眠れないこともあるので注意しましょう。
①夏・・・5℃以上
②春・夏・秋・・・-5℃~5℃
③冬・・・-5℃以下
限界使用温度が記載されていることがありますが、限界使用温度は使用可能な温度であり、それを超えて周りの温度が低い場合は、生命の危険があるということです。
例えば限界使用温度が-10℃の寝袋だ-20℃の場所では使用することができません。
寝袋を使用した経験者の声
寝袋を使用した経験者による、購入者へのアドバイスを一部ご紹介します。
①キャンプを想定している温度より、5℃程度高い使用温度の物を選ぶ。
②価格が安いからという理由で、安物を買ってはいけない。
③信頼できるメーカーの商品を購入する。
④簡単に洗える寝袋が良い。
夏用寝袋のおすすめは?
ニトリ LOGOS寝袋 丸洗いスランバーシェラフ+2°
ニトリで通販限定発売の寝袋です。適正温度は2℃なので夏キャンプに適しています。封筒タイプで身体を寝袋から出すことで暑さ調整ができます。夏に汗をかいて汚れても大型洗濯機で丸洗いできるので便利です。車中泊にも適しています。同一品番で寝袋を連結することができるので、2人サイズで利用することもできます。
- 使用温度・・・適正温度2℃以上
- おすすめシーズン・・・3月上旬~10月下旬
- 中綿・・・ダイナチューブファイバー(中空のポリエステル繊維)
- 大きさ・重量・・・縦1.9m×0.8m、1.8kg
- 収納時・・・円周0.8m×0.4m
- 洗濯・・・40℃以下の手洗いができます。
ワークマン エクストリームダウンシュラフ400
足元はマミータイプ、全体は封筒タイプの寝袋で、ファスナーの開閉がしやすいので温度調整が楽にできます。冬以外の3シーズンでおすすめです。
- 使用温度・・・快適4℃、使用可能-2℃、限界-18℃
- おすすめシーズン・・・3月下旬~10月上旬
- 中綿・・・ダウン50%、フェザー15%、レーヨン20%、ポリエステル15%
- 大きさ・重量・・・縦1.95m×0.7m、1.0kg
- 収納時・・・円周0.55m×0.4m
- 洗濯・・・40℃以下の手洗いができます。
冬用寝袋のおすすめは?
ワークマン エクストリームダウンシュラフ1290
ワークマンの中でも保温性が最高の寝袋です。マミータイプなので首回りに隙間風が入りにくく、頭をスッポリ中にいれて保温性を増すことができます。
- 使用温度・・・快適-5℃、使用可能-11℃、限界-31℃
- おすすめシーズン・・・10月上旬~3月中旬
- 中綿・・・ダウン50%、フェザー15%、レーヨン20%、ポリエステル15%
- 大きさ・重量・・・縦2.15m×0.7m(足元幅0.3m)、1.9kg
- 収納時・・・円周0.8m×0.4m
- 洗濯・・・40℃以下の手洗いができます。
オールシーズン寝袋のおすすめは?
ホークギア 寝袋シュラフ マミー型 オールシーズンR009
マミータイプの寝袋で-15℃まで対応できます。広範囲ジッパーなので、暑いときは手足を外に出すこともでき寒いときはスッポリ頭まで包み込み、寝返りを打つこともできます。簡易防水なので湿気やちょっとした雨は防ぐことができます。大型洗濯機で丸洗いOKなので、いつも清潔に使用できます。
- 使用温度・・・-15℃耐寒
- おすすめシーズン・・・オールシーズン使用可能(冬の場合は防寒着が必要です)
- 中綿・・・中空線維(ホローファイバー)
- 大きさ・重量・・・縦2.1m×0.73m、1.6kg
- 洗濯・・・30℃以下で丸洗いができます。
最強の寝袋おすすめは?
モンベル シームレスダウンハガー800EXP
ダウンを隔てる仕切りがなく、隔壁を縫い合わせる必要がないため、表面に針穴がほとんどありません。特殊な糸を張り巡らし、ダウンの偏りを防いでいるため高い気密性と保温性があります。
- 使用温度・・・快適-12℃、使用可能-20℃
- おすすめシーズン・・・10月上旬~3月中旬
- 中綿・・・800FP EXダウン(寒暖差の激しい自然環境で育てられた水鳥から採取)
- 大きさ・重量・・・身長183㎝まで対応、1.4kg
- 収納時・・・円周0.2m×0.4m
- 洗濯・・・40℃以下の手洗いができます。