chatGPTを始めよう！始め方と使い方、問題点はあるの？

チャットポットと呼ばれる自然言語処理技術を使用したコンピュータープログラムは、ユーザーと会話をし、ユーザーの質問に答えるアプリケーションとして人気を集めています。
チャットポットには様々な種類がありますが、今回は「chatGPT（チャットジーピーティ）」という人工知能アプリケーションをご紹介します。

Contents

1. chatGPTとは？どのように始めるのか？
2. chatGPTの使い方は？
3. chatGPTの問題点はあるの？
4. chatGPTとbingを比較すると？

chatGPTとは？どのように始めるのか？

（chatGPTとは？）
chatGPTは、アメリカの人工知能研究所であるOpenAI社が開発したチャットポットです。
大量のテキストデータ資料を使った自己学習能力により、自然な言語生成を行い、人間の質問や会話の相手として自然な会話が可能です。
また人間の言語処理能力を超える膨大な情報量を扱い、オンラインの消費者サービス、顧客対応、研究など多くの分野で活用されています。
（1億人のユーザー数到達は、史上最速）
2022年11月にリリース、約1週間で100万人に到達しました。
2023年1月に約3ヵ月で1億人に到達したと言われています。
現在非常に人気のあるTikTokが約9ヵ月、インスタグラムが約2年半かかったのと比較すると、とてつもない人気というのがわかりますね。

（chatGPTを始めるには？）
chatGPTを始めるには、OpenAIのアカウントが必要です。
chatGPTを始めるまでは、次の手順を参照してください。
①OpenAIの公式サイトへアクセスします。
②公式サイトは、「https://openai.com/」です。
③公式サイトを開いたら、「TRY　CHATGTP」を選択してください。
④「login」と「Sign up」が表示され、OpenAIアカウントの登録が求められます。
この画面が表示されている場合、まだアカウント登録ができていないことを意味します。
「Sign up」をクリックしてください。
⑤登録方法は、メールアドレスによる登録と、Googleやマイクロソフトアカウントでも登録することができます。
⑥メールアドレスを登録すると、電話番号を求められますので、スマホの電話番号を入力します。
⑦スマホのショートメッセージには「認証コード」が含まれています。その認証コードの入力を行ってください。
⑧会員登録が完了すると「Tell　us　about　you」と表示されます。自分の名前を入力してください。
⑨英語で通知分が表示されますが、「無料の調査用バージョンです」という内容です。今のところ使用料金は無料ということですね。
⑩この後のポップアップにすべて「Next」を選択して進み、画面下部に四角い入力欄が表示されると完了です。日本語に対応しているので、日本語で何か質問を入力してください、

chatGPTの使い方は？

（chatGPTの使い方）
chatGPTの公式サイトにloginすると、入力欄が出てきます。そこに聞きたい内容を日本語で入力すると、即座にAIが回答をしてくれます。とても使いやすいです。
（例として「歩数計とは」と入力してみる）
例えば「歩数計とは」と入力すると、次のように回答されました。
「歩数計（ほすうけい）は、歩数を計測する機器のことを指します。
主に腕に装着して使用するウォーキングやジョギングなどの運動を行なう際に利用され、歩数をカウントすることで歩行距離や消費カロリーを算出することができます。
歩数計は、昔は機械式のものが主流でしたが、現在では電子式のものが多く、スマートフォンのアプリとしても提供されています。
また、近年はスマートウォッチやフィットネスバンドなどに歩数計機能が搭載され、より多くの情報を取得することができるようになっています。」
とこれだけの情報を表示します。
同じ内容を他の人に質問すると、「歩いたり運動したりするときに、歩数の回数を計測する機器」程度の回答で終わってしまうのが一般的ではないかと思います。
chatGPTの回答のほうが、より詳しく歩数計の内容がわかりますよね。

chatGPTの問題点はあるの？

（chatGPTが使えない場合がある）
chatGPTにアクセスしたときに「chatGPT　is　at　capacity　right　now」と表示されることがあります。これは、chatGPTにアクセスが集中して、現在定員オーバーになっているという意味です。同じ時間にアクセスが集中していると、chatGPTが使えないことがあります。
そのときは、少し時間を空けて再度アクセスすることで解消できます。
（回答しない場合もある）
質問の意味が分からない場合、回答できないこともあります。
例えば、「chatGPTを使ってみた」と入力すると、これは質問なのか感想なのか、何かを聞きたいのかとAIも判断に困るようです。
このような回答が表示されました。
「こんにちは！chatGPTです。何かお話しできることがありますか？何か聞きたいことやお話ししたいことがあれば、気軽におっしゃってください。お手伝いできる範囲で、お答えします。」
これはこれで、AIに何を質問しているのかわかるように言ってほしいということですね。
なにか人間っぽい回答ですよね。
（どんな質問にも回答できるのか？）
例として「chatGPTは何でも回答することができるの」とにゅうりょくすると、次のような回答をしました。
「chatGPTは、多くのトピックについて知識を持っていますが、全ての質問に答えることができるわけではありません。
chatGPTは、トレーニングデータから学習した情報をもとに、回答を生成することができます。
しかし、人工知能の限界や、トピックによっては回答を生成することが難しい場合があります。
そのため、chatGPTが回答できない質問や、精度の高い回答が必要な場合は、専門家や信頼できる情報源に相談することをお勧めします。」
このようにどんな質問にも、必ず回答できるものではありません。
また、間違っている回答を表示することもあるので、専門的なことや重大な決定をするときは、あくまでも参考資料という使い方をするようにしましょう。

chatGPTとbingを比較すると？

chatGPTは、人工知能による自然な対話を可能にすることに重点を置いています。
大量のテキストデータを学習して、ユーザーとの自然な会話ができ、文章要約、自動翻訳、文書生成などに使用されます。
Bingは、マイクロソフトが提供する検索エンジンであり、ユーザーがインターネット上で情報を見つけるために使用することができます。
画像、ビデオ、ニュース、音楽などの多様なコンテンツを検索することができます。
chatGPTは、人工知能による自然な対話のために使用され、Bingはインターネット上で情報を検索するために使用されます。
chatGPTには「chatGPT　plus」という料金が月額2,400円ですが、現在のchatGPTよりも性能アップしたものが2023年3月に公開されています。
このchatGPT　plusの英語版で司法試験の模擬問題を解答させると、chatGPTで受験者の下位10％のスコアだったのが、chatGPT　plusでは上位10％のスコアを取り、司法試験に合格するという水準だったそうです。すごいですね。
今後も、chatGPTの性能アップには目を離せません。