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暑さ指数とは?計算方法は?運動に関する指針

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温度計

天気予報で今日の気温は35℃と発表されたときに、TVなどで暑さ指数は31℃などと言っているのを聞いたことがありませんか?
気温は35℃なのに暑さは31℃というのは、どういうこと?気温と暑さ指数はどこが違うの?と疑問を持った人も多いと思います。

実は天気予報などの気温と暑さ指数の単位は同じ「℃」ですが、内容は違うものなのです。

この暑さ指数はどういうものか、わかりやすく説明しますので、熱中症予防の参考にしてくださいね。

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目次

暑さ指数とは?

暑さ指数とは、熱中症を予防するために1954年にアメリカで提案された指標で、正式名は「WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature」といいます。

日本では、環境省が2006年頃から暑さ指数という通称を使い始めました。

天気予報などの気温は単純に温度を表しますが、暑さ指数は人と外気との関係に着目したもので、湿度、日射・輻射、気温で総合的に判断します。

2020年からは、気象庁の熱中症予防の情報の中で、暑さ指数を公表するようになりました。

指数は25℃未満から31℃以上まで4段階で、注意から危険まであり、基準に基づいた生活活動をして、熱中症を予防します。

熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/sp/mail_service.php)で、暑さ指数の予測値や実況値の情報について配信サービスを受けことのできるアプリがあるでの、参考にしてください。

暑さ指数の計算方法は?

暑さ指数は、次の3種類の測定装置により計測されます。

・湿球温度・・・濡れたガーゼで温度計の球部を巻いて、温度を測定します。
湿度に関連します。

・黒球温度・・・銅板の黒い球の中に温度計が入っています。
直射日光を浴びた状態で、球の中の平衝温度を計測します。
日射・輻射に関連します。

・乾球温度・・・温度計で気温を測定します。

これらの3種類の計測値を使って指数を導きだします。

指数には、屋外と屋内の計算方法があります。

屋外の計算式:0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内の計算式:0.7×湿球温度+0.3×黒球温度
一般の温度を参考として、暑さ指数を比較すると次のようになります。

・気温35℃以上(暑さ指数31℃以上)・・・危険。
全ての生活行動に危険性がある。
高齢者は安静しても危険性が高いので、外出を避け涼しい室内で過ごします。

・気温31~35℃未満(暑さ指数28~31℃未満)・・・厳重警戒。
全ての生活行動に危険性がある。
炎天下の外出を避け、室内では温度の上昇に注意する。

・気温28~31℃っミカン(暑さ指数25~28℃未満)・・・警戒。
中程度の生活活動に危険性がある。
激しい運動や作業に注意し、定期的に休息をする。

・気温28℃未満(暑さ指数25℃未満)・・・注意。
危険性は少ない尾が、激しい運動や重労働の際には熱中症の危険性がある。

暑さ指数、運動に関する指針は?

一般的な生活に対する暑さ指数の目安の他に、運動に関する5段階の指針もあります。

・気温35℃以上(暑さ指数31℃以上)・・・運動は原則中止。
特に子供は中止する。

・気温31~35℃未満(暑さ指数28~31℃未満)・・・厳重警戒。
激しい運動は中止する。
運動の際は頻繁に休息や水分、塩分の補給をする。

・気温28~31℃未満(暑さ指数25~28℃未満)・・・警戒。
積極的に休息をとり、適宜水分、塩分を補給する。

・気温24~28℃未満(暑さ指数21~25℃未満)・・・注意。
熱中症の兆候に注意し、運動の合間に積極的に水分、塩分の補給をする。

・気温24℃未満(暑さ指数24℃21℃未満)・・・ほぼ安全。
熱中症の危険度は少ないが、宜水分、塩分の補給が必要です。
マラソンなど、長時間の運動には注意が必要です。

ランニングなど長期間運動するときは、温度によって熱中症になる可能性は大きいので、暑さ指数や体調の変化を常に注意しましょう。

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