離婚したいと思っていても、感情的に離婚手続きを進めては、慰謝料や財産分与などで自分の思っているようにいかないのが離婚問題の難しさです。
離婚については、離婚カウンセラーや弁護士に相談する方法がありますが、どのようなことを相談したらよいのか、また費用がどのくらいかかるのか不安ですよね。
離婚問題について弁護士に相談する方法と、費用について解説します。
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離婚したい方が、弁護士に相談する内容は?
離婚することに迷っている段階では、離婚カウンセラーに相談する方法もあります。
内容は離婚相談を受け適切なアドバイスを行いますが、法的な資格は無いので権利関係には、タッチできません。
離婚すべきかどうかの気持ちを整理するために、カウンセリングを行います。
弁護士は法律の専門家なので、離婚についての手続きや条件、子供の親権、慰謝料、財産分与の調整のほか、離婚調停や訴訟の代理人になることができます。
また、依頼者が有責配偶者(DVD加害者、子供への虐待、生活費の不払い、不倫をしたなど離婚原因を作った配偶者)で加害者側の場合には、相手が離婚を承諾しないと原則的に離婚できません。
勝手に離婚原因を作って、離婚したいといっても許されないということです。
例えば不倫相手と結婚したいと思っても、できないわけです。
そのようなときは、協議か調停による離婚しかできず、自分ではどうにもならないので、離婚問題を解決するために、法律の専門家の弁護士に対応を依頼することになります。
弁護士に相談するには、どんな方法があるの?
弁護士に相談するためには、一般的に主に次の方法があります。
・無料相談・・・メールやチャットで問い合わせ、または電話で直接相談の予約をとります。
事務所で具体的な相談(権利関係の法的アドバイス、離婚成功の見通し、費用など)を行います。
初回60分以内で相談のみの場合は、費用は無料が多いです。
・電話相談・・・遠方に住んでいて直接事務所で相談するのが難しい、自分で離婚交渉をしたいのでアドバイスがほしい、離婚合意に落とし穴がないかの確認など弁護士と電話で相談しながら進めたい場合に電話相談を行います。費用は主に時間報酬制度で、相談時間によって変わってきます。
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離婚相談でかかる弁護士費用は?
弁護士費用には、主に次の費用(相場)があります。
・相談料・・・初回60分無料が多いですが、60分を超えると1時間5,000円~10,000円。
・着手金・・・200,000円~400,000円。離婚ができなかった場合でも、原則返金はありません。
・成功報酬・・・400,000円~500,000円または経済的利益の10%の多い額。協議内容によって異なります。慰謝料、財産分与、親権、教育費などそれぞれに費用がかかります。
注意するのは成功の考え方で、依頼者と弁護士でどのような結果が成功と言えるか確認することです。
・日当、実費など・・・日当は、出張・調査など弁護士が事務所を離れて活動するときに支払う費用です。実費は交通費、宿泊費、郵便代、印紙代などです。
活動内容によって異なります。
弁護士事務所によって費用は異なるので、無料相談を利用して事務所の雰囲気や自分との相性、費用がはっきりしているかなどを確認するとよいですよ。
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