日本人の好きな麺の中で、第二位を争う蕎麦とウドン! ラーメンはちょっと脂ぎって太りそうとダイエットする人には敬遠されがちです。
それでは、蕎麦とうどんはどうなんでしょうか?
今回は蕎麦の栄養についてまとめたものを、ご紹介します。
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蕎麦は何でできているの?蕎麦を使った食べ物を教えて?
蕎麦は、ソバの実を原料としたそば粉とつなぎ(小麦粉など)と水を用いて作る麺類です。
日本では寿司、天ぷらと並ぶ代表的な日本食で歴史は古く、いろいろな食べ方ができる大人気麺食品です。
蕎麦を使った主な種類は
・ざる(盛り)蕎麦・・・具を使用しないでざるに冷やした蕎麦を盛り、麺つゆに浸けて食べます。
・かけ蕎麦・・・具材をほとんど入れない、出汁をかけた温かい蕎麦です。
・きつね、たぬき、天ぷら、月見蕎麦・・・甘く煮た油揚げを具にしたきつね蕎麦、天かすを具としたたぬき蕎麦、天ぷらを具にした天ぷら蕎麦、生卵をかけ蕎麦に割り入れた月見蕎麦があります。
その他にも入れる具材によりいろいろな種類の蕎麦があります。
・そばがき・・・蕎麦粉を熱湯で練って餅状にして塊のまま食べます。蕎麦の栄養をそのまま残していると言われています。
・そば茶・・・蕎麦の実を原料として焙煎したお茶です。
・そば米・・・そばの実を臼などで引かないで、粒状の実のまま食べます。
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蕎麦にはどんな栄養があるの?ラーメン、うどん、そうめんとの違いや比較は?
蕎麦(茹で)の主な成分(100g当り) 文部科学省食品成分データベースより
カロリー132kcal
たんぱく質4.8g
脂質1.0g
炭水化物26.0g
ナトリウム2mg
カリウム34mg
カルシウム9mg
マグネシウム27mg
鉄分0.8mg
葉酸8μg
植物繊維2.0g
よくたんぱく質が多いという方がいますが、実際にはそれほど多くなく、炭水化物が多い食品です。
ミネラル類はバランスがとれていますが、全体的にはヘルシー食品のようです。
他の麺類と主な栄養素を比較したので、参考にしてください。
・カロリー(kcal)・・・ラーメン149、蕎麦132、そうめん127、うどん105
・たんぱく質(g)・・・ラーメン4.9、蕎麦4.8、そうめん3.5、うどん2.6
・脂質(g)・・・蕎麦1.0、ラーメン0.6、そうめん0.4、うどん0.4
・炭水化物(g)・・・ラーメン29.2、蕎麦、26.0、そうめん25.8、うどん21.6
・ナトリウム(mg)・・・うどん120、そうめん85、ラーメン70、蕎麦2
・カリウム(mg)・・・ラーメン60、蕎麦34、うどん9、そうめん5
・カルシウム(mg)・・・ラーメン20、蕎麦9、そうめん6、うどん6
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蕎麦の栄養の効果効能を教えて?蕎麦湯の栄養は?
蕎麦はビタミンB1が豊富なので、ビタミンB1不足で起きる脚気などの予防効果があります。
たんぱく質は少量ですが、良質のたんぱく質でアミノ酸組成を有しています。
蕎麦粉にはルチンが含まれ、血管強化、高血圧予防・改善に効果があるようです。
カリウムが含まれているので、ナトリウムと共に浸透圧を調整し、血圧上昇を抑制します。また筋肉の伸縮も良くすることで、むくみなどの予防になります。
ざる蕎麦などを食べた後に、蕎麦湯(蕎麦を茹でた後のお湯)で麺つゆを薄めて飲みます。
蕎麦湯に含まれていると言われるルチンは不溶性なので、栄養にはなりません。
また、蕎麦を茹でたからといって、蕎麦の栄養素が溶けだすことも期待はできません。
ただ蕎麦を茹でるときのデンプン質や蕎麦粉などが蓄積して、とろりとした蕎麦湯を飲むと、体が温まり、栄養があるように思われ精神的には良いと思われます。