韓国料理で人気の「サムゲタン」
お店で頼んでみたものの、
身近な料理ではないので食べ方がわからない
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、自宅で作る場合にも本格的に作ってみたり、
簡単にサムゲタン風の料理を楽しむ事ができ、
美容にもよいお料理。
今回はサムゲタンの食べ方や、
本格から簡単に作れるレシピをご紹介します。
サムゲタンの食べ方とは?
韓国料理屋さんで食べられる
本格的なサムゲタン。
食べ終わる頃にはたっぷりと汗をかいている
なんてほど体を温めてくれる料理です。
あまり馴染みがないので、
どう食べてよいのやらと迷ってしまいます。
サムゲタンは丸鶏の中に
もち米や高麗人参、栗などパンパンに詰め込み、
じっくりと煮込むことで出来るもの。
汁には鶏から出るコラーゲンやうまみ、
高麗人参なども含まれていることで、
いわば薬膳料理の様にも思います。
サムゲタンの食べ方ですが、
スープの味を見てから個々に小鉢に取分けた際に、
塩や胡椒、キムチなどでこの身に味付け。
スプーンと箸を使って鶏を崩し、
骨は必ず入れ物が用意されているのでそちらへ。
スープの中で全てを混ぜながらいただく、
これがサムゲタンの食べ方であるといいます。
つまり具材とスープ、お米を別々に食べるのではなく、
見た目鶏の雑炊の様な状態でいただくのがベストということです。
サムゲタンの食べ方、本格作り方レシピは?
「疲労回復によい=栄養豊富」ということで、
韓国では夏バテ防止に「三伏」という火に食べるといい、
日本の夏の「土用の丑の日」にうなぎを食べるという風習に
とっても似ています。
最高級なものは「烏骨鶏」を使った黒いサムゲタン
「オゴルゲタン」というものもあります。
自宅で本格的なサムゲタンを作る場合には、
まず「丸鶏」と「高麗人参」を手に入れるのが困難かも。
鶏1羽にもち米を1/4カップ、ニンニクを2かけ分、
なつめ2個に高麗人参(小さめ)1本、生姜ひとかけに
青ネギやわけぎ、塩・胡椒と水で作ります。
あらかじめもち米は水に浸して白っぽくなるまで置き、
もち米のみを鶏に詰め込んで爪楊枝で止め、
鶏がすっぽりと入る土鍋に調味料以外のものを入れ、
白濁するまで弱火で長時間煮込みます。
仕上げに葱を加えてアツアツのうちにいただく、
これがサムゲタンの醍醐味であるといいます。
サムゲタンの食べ方、簡単「手羽先」で作る場合の具材は?
ご自宅で簡単に作るのであれば、
「手羽先」で作るのがポピュラー。
ただ、高麗人参はなかなか揃わないので、
ごぼうに買えるなどして「サムゲタン風お粥」
といった感じで作る事ができます。
お米ももち米ではなく白米で代用し、
大根や好みで松の実などを加えても美味しいです。
手軽さから味を付けてしまう方法が取られており、
鳥がラスープや中華ダシを加えたり、
仕上げにごま油を垂らすなどしていただくとよいでしょう。