お料理の味にアクセントをつけてくれるローリエの葉は洋風の煮込み料理には欠かせないものです。
肉の臭みを消すために使う使い方は、ご存知の方も多いと思いますが、実は他にも使い方があるのです。
ローリエの葉のいろんな使い方や、効果や効能、ローリエの葉がない時の代用品もご紹介します。
ローリエの葉の使い方は?
乾燥したローリエの葉を料理に入れる
ローリエは、カレーやシチュー、ポトフなどの洋風煮込み料理を作るときに、肉の臭みを消すハーブとして
他の材料と一緒に鍋に入れて煮込みます。
あまり煮込みすぎると苦みが出てしまうので、2~3時間でローリエの葉は取り出します。
生のローリエの葉が手に入ったなら?
乾燥したローリエの葉を購入して使うなら、そのまま鍋に入れるだけですが、
生のローリエの葉が手に入ったのなら、乾燥させてから使いましょう。
木についていたらもぎ取ってお茶パックなどに入れて日陰に干します。(約1週間)
ローリエの葉、煮込み料理以外の使い方は?
ローリエの葉は肉の臭み消しとして料理に入れて煮込む以外にも使い方があります。
煎じてお茶として楽しむ
約3~5gのローリエの葉を、600ccの水に入れたら火にかけて沸騰させ、沸騰後は弱火にして水の量が半分になるまで煮出します。
葉を取りだして一日3回に分けて飲むと、胃腸の働きを
整え消化を助けてくれる効果があるようです。
この他に、乾燥した葉を粉末状にして飲む方法もあります。
お風呂に入れて楽しむ
ローリエはエッセンシャルオイルにもなっていますが、ローリエの葉をお風呂に入れると同じような効果が得られます。
ローリエの葉100~200gをお風呂に入れて沸かしましょう。
香りを楽しむだけでなく、血行もよくなるので冷えが取れたり、肩こりや腰痛、疲労回復に効果があります。
ローリエをホワイトリカーにつけてローリエ酒に
ローリエの葉2gをホワイトリカー200ccに付け込んで約3ヶ月そのまま置いておけば飲めるようになります。
寝る前に飲むとリラックス出来て安眠出来ます。
粉にすればパンにも
ローリエの葉をミルなどを使って粉末状にすれば、パン生地に練り込んで使うこともできます。
特に焼きたては爽やかなローリエの香りが広がって、煮込み料理とはまた違った楽しみ方が出来ます。
ローリエの香りが好きな方には特におすすめです。
ローリエの葉の効果や効能は?
爽やかな香りのするローリエの葉ですが、この香りの成分にはシネオール、リナロール、オイゲノールなどがあります。
この成分が、健康や美容にいい効果・効能があると言われています。
ローリエの健康効果
・香り成分シネオールが胃液の分泌を活発にして、消化を助ける効果があります。
・香り成分の他に、血管を広げて血圧を下げる効果もあるという研究結果があります。
・体を温める効果があり、冷え性の緩和に効きます。
・香り成分リナロールには抗菌・抗ウィルス効果があり、風邪などのウィルスの感染を予防したり、
口の中の潰瘍を治す効果もあります。
ローリエの美容効果
・香り成分のオイゲノールには抗酸化作用があって、アンチエイジング効果が期待できます。
・ローリエの香りには、気持ちを沈めてリラックスさせる効果があり、自律神経を整える効果があります。
・肌の新陳代謝を高める効果があるので、ニキビや肌荒れに効果が期待できます。
ローリエの葉の代用は?
煮込み料理に使いたいのにローリエがない!?という時に使える代用ハーブをご紹介します。
バジル
イタリア料理に欠かせないバジルにも、ローリエと同じ香り成分シネオールが含まれています。
唾液の分泌を促し、消化を助ける効果もあるので、代用するのに適していますね。
もちろん肉の臭みもしっかり消してくれます。
ナツメグ
ロールキャベツやハンバーグなど挽き肉を使った料理の臭み消しに使うナツメグも、
ローリエの代用品として使えます。ローリエにも含まれている甘い香りの成分が含まれていて
臭みを消してくれます。
ローズマリー
ローズマリーは、焼き物、グリル料理の肉の臭み消しに使うことが多いですが、ローリエの代用品としても使うことが出来ます。
ローズマリーにも香り成分シネオールが含まれています。
ローズマリーバスとしてお風呂に入れるのもおすすめです。
ローリエの様々な使い方と、その効果効能、代用品をご紹介しました。
煮込み料理に入れる以外に使い道を知らなかった方も多いのではないでしょうか?
ローリエには健康効果も美容効果もたくさんあるので、是非いろんな方法で生活に取り入れてみてください。