風邪の症状や自覚もなく、
熱が出ているわけでもないのに、
何故だか夜中から朝方にかけて、
咳が止まらない。
このような症状は、多くの子供にみられます。
夜中に咳き込む子供を見ると、
傍にいる大人も胸が痛み、
眠れない状態となります。
なぜこのような症状はおこるのでしょうか。
そして、対処法には、
どのようなものがあるのでしょか。
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夜中に子供の咳が止まらない主な原因は？
症状の原因のひとつに
「気温や湿度の変化」があります。
日中に比べて夜間は
気温が急激に下がりますので、
寒暖の落差や、
空気の乾燥が咳の原因となるのです。
他に「アレルギー物質」も
原因となります。
日中に空中を舞っていた塵や埃は、
人の動きがなくなる夜間になると床に積ります。
床に近い場所で眠ることで、
この塵や埃を吸い込んでしまい、
夜中に咳き込んでしまうのです。
布団の中のダニの死骸なども
アレルゲンとなってしまい、
喘息を悪化させる誘因のひとつとなります。
「寝方」も考えられます。
仰向けの状態で眠ると、
鼻水が喉に流れ込むことで咳が出ます。
他にも、
口がポカンと開いた状態で眠ることで
口内を乾燥させてしまったり、
眠っている時にいびきをかいているなど、
これらのことも咳き込む原因となります。
鼻水が原因となる場合には、
副鼻腔炎も考えられますので
注意が必要です。
副鼻腔炎とは、
鼻の横にある副鼻腔に細菌が入りこんで
炎症を起こしてしまった状態をいいます。
この場合、小児科ではなく
耳鼻咽喉科を受診することになります。
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日中より、子供が寝ている夜中に咳がひどくなる原因は？
もともと夜間から朝方の時間帯は、
呼吸機能は低下するといわれています。
この時の気管支は狭い状態となりやすく、
呼吸がしづらくなり
咳が出てしまいます。
喘息ですと、
気管支は炎症を起こしてしまっていて
常に狭くなっています。
弱い呼吸機能が夜間から更に低下してしまい、
痰が絡まった咳や、
咳が止まらない状態となってしまうのです。
なかには、
咳でえずいてしまい、
吐く場合もあります。
夜中に子供の咳が止まらないときの対処法は？
眠る前にハチミツを少量与えることで、
夜間の咳が止まる、
といった事例があるそうですが、
その場合には、
１歳未満の子供には与えないよう
ご注意ください。
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空気が乾燥することで
咳が出やすくなりますので、
加湿器を使うことも有効的です。
枕の高さを変えてみることも
効果があるそうです。
普段の枕の高さより
少し高めにしてみるなど、
高さ調節をすることで
呼吸が楽になるようです。
夜間咳が出始めたら、
背中を軽く叩く
といった対処法もあります。
ですが咳き込んでいる本人が目覚めず
寝ている場合は、ひどく咳き込んでも
手を触れないで下さい。
触れられることで目を覚ましてしまうと、
起こされてから自分の状態に気付き、
パニックを起こしてしまう可能性が
でてきます。
夜になると咳が出ると思い
眠れないようになってしまったり、
早い時間から喘息発作を起こす
可能性もでてきます。
子供の咳が長引く場合や
不安に思う場合は、
喘息なども疑われますのでまず病院を受診して
医師へ相談をしてみてください。