冷え性解消など身体を温める飲物として
おすすめの「生姜湯」
生姜はそのまま食べると身体を冷やしてしまう
こともあるのでこうして温めて取り込むことで
温め効果を発揮するといいます。
馴染み深い食材で作る生姜湯の効果、
あらためてまとめみました。
身体を温める以外にもよい作用があることを
知って頂きましょう!
生姜湯の作り方!甘みは砂糖・黒砂糖・はちみつ?生それともパウダー?
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生姜湯の効果、効能は?
生姜湯の効能は食材である「生姜」の効能に準じます。
生姜の効能に対して主な作用をする成分は
「ジンゲロール」という辛み成分にあります。
この成分には、殺菌・解熱・咳止め・吐き気止め・健胃
といった効能を持っています。
生姜を100度以下の加熱を行う事でジンゲロールが
水分子が外れより辛みが増した「ショウガオール」に変わり、
胃腸にCGRPという物質を作り心臓より押し出される血液の
拍出量を増やし内臓(主に腹部)の血行が高まることで
身体の芯から温めるという作用をします。
そうしたことから生姜湯の効能は、
・代謝を高める
・冷え予防
・免疫力を高める
・血行促進
・強心
・腹痛、吐き気の緩和
・発汗促進
などといった効能があります。
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生姜湯の効果、喉や咳、風邪には効果がない?ダイエット、妊婦、便秘は?
生姜湯の効果は先にご紹介した、
「ショウガオール」の効能に対してとなります。
風邪をひいた時やそれにより喉が痛む場合に
飲まれる方がとても多いと思いますが、
主に殺菌作用を持っているのは生生姜に含まれる
「ジンゲロール」の強い抗菌作用です。
そのため、風邪による喉の痛みや咳を緩和する
といった効果とはまた異なるといいます。
しかし、風邪の初期のゾクっと寒気を覚えるときに、
飲むには発汗作用や血流をよくする作用により
身体を温めるので効果を得ることができます。
ジンゲロールにまったく殺菌作用が無い訳ではありませんが、
生で得られるショウガオールと比較すると
物質が変わってしまうので効果が薄れるといった感じです。
妊婦や冷え性、ダイエット効果を目的として
飲まれるのであれば、身体を温め代謝をあげる
とすれば生姜湯が適しています。
生よりも乾燥して成分がアップしている
乾燥生姜の方がよりショウガオールをよりよく摂取できます。
便秘の場合にも腸の冷えから来ていると挙げられているので、
効果を期待できると思います。
生姜湯の効果、チューブは?寝る前は?
生姜湯の効果を手軽に得るのに、
生姜チューブを用いる方も多いと思います。
内容物をチェックすると生姜以外に、
でんぷん、醸造酢、発酵調味料、酸化防止剤、キサンタンなど
生姜の効能を得るのであればチューブでは
意味がないということに繋がります。
また、飲むタイミングですが、
寝る前は効果的です!他にも入浴前や運動前、
食事前や寝起きなどにもおすすめです。
1日10gの生姜摂取が目安ですが、
飲み過ぎると中医学の体質である
「陰虚火旺(いんきょかおう)」という性質の方は、
症状が悪化するとされています。
顔や足のほてりや肌の乾燥、寝汗が出たり
イライラしやすく不眠などの症状がある方は注意しましょう。