夏の暑い夜や秋が深まる昼下がりなどに
ヒロヒロヒロリ~という鳴き声を聞いた事はありませんか?
小さな森の音楽家「コオロギ」です。
お家でも育てる事ができ、
特に男の子のお子さんがいるお家では
育ててみようと思う家庭もいらっしゃいます。
では、今回はコオロギの飼育方法に付いてご紹介します!
コオロギの飼育、育て方、飼い方、土や湿度は?
コオロギの育て方は飼育キットなどに
飼育キットが入っている場合もありますが、
草むらなどで捕まえて来た場合に
どう飼育したらよいのか?
そうした場合のお話をしましょう。
こおろぎを育てる為の飼育容器を用意しましょう。
プラスチック製でよくホームセンターなどでも
取り扱っていて値段も手頃で蓋が付いているものをご用意。
土は乾燥していても大丈夫です。
園芸用バーミキュライトでもよいです。
底が隠れる程度に敷き、
隠れ屋を作ってあげましょう。
割れた植木鉢や小さめの容器を倒していれたり、
新聞紙を裂いたものなどをふんわりと敷いてもよいでしょう。
湿度はそれほど必要はありませんが、
水は与える必要はあります。
小さめのケースに脱脂綿やミズゴケを入れて
水をひたひたにしておけばそこから水分を取ります。
コオロギの飼育、エサや注意は?
エサはわりと雑食なので何でも食べるもので、
人が食べるものでも食べますが腐敗しやすいものは
避ける様に気をつけましょう。
一般的にはラット用の固形飼料や乾燥した金魚のエサ、
植物はタンポポやキャベツ、人参やきゅうり、
りんごなどといったもの与えます。
コオロギを育てる点での注意は、
あまり多くを収容すると共食いが始まるので注意が必要です。
コオロギの飼育、繁殖や幼虫は?バッタは?
コオロギが産卵期を迎えると土の中に卵を産みつけます。
この場合湿ったところに産みつけます。
5号鉢などに腐葉土と赤玉土を混ぜて、
適度に湿らせたものを飼育ケースに入れて置くと
卵を産みつけ乾燥している様なら霧吹きをかけます。
湿度25~30度で2~3週間程度で孵化が始まり、
孵化が始まったら広めのケースに新聞紙などを敷き、
そこへ鉢をいれます。
端には湿らせた脱脂綿を置きエサを撒いておきます。
幼虫が2~3ミリ程度育ったら、
新聞紙を裂いたものを軽く丸めた物を入れ
その後は成虫と同様に育てて行きます。
成虫に育つまで脱皮をくり返し、
2ヶ月程度で成虫になります。
なお、繁殖時期は4~5月の陽気がいい時期から
始めることをおすすめします。
また、バッタを一緒に捕まえたから飼育しようとする場合は、
コオロギに捕食されてしまう可能性があるので、
避けておいた方がよいでしょう。
なお、バッタはイネ科の植物を好みますので、
空き地に生えているイネ科植物を与えればよいでしょう。